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僕は「稼げる」を謳わない


こんばんは、柳川です。

日頃の発信でも、普段の会話でも、僕は「稼げる」という言葉をほとんど使いません。

「ビジネス」がテーマのお仕事なので、もちろん「稼ぐ」だったり「お金」という言葉を謳ったほうがキャッチーで、反応も良いだろうし、それこそビジネス的には有効なのはわかっています。

でも、自分が表現したい価値は、本当にそこなんだろうか?もっと自分だらかこそ伝えたい部分は、他にあるんじゃないのか?

そんなことを考えていると、やっぱり「稼げる」を謳うのは自分ではないなという結論に至ったわけです。

もちろん、ただ自分が言いたいこと、伝えたいことを優先しようって話ではありません。

ビジネスとしてしっかりとやっていけるように、主観ではなく客観的に、自分の表現を工夫することはとても大切です。

でも「ビジネスがテーマだから"稼ぐ"を謳おう」というのは、ちょっと安易な考えだなって思うのです。

「稼ぐ」という謳い文句はキャッチーでわかりやすい、なによりもちろん誰だって稼げないよりも稼げた方がいいわけだから、求めているものにもフィットしている。

"だからこそ"みんなが使っているんですよね。

それって飲食店が「うちのお店は美味しいよ」って謳っているのと同じことです。お客さんからすると、それは価値を表してくれていることにはなりません。飲食店が自分のお店の料理を美味しいと思って提供しているのは当たり前なんだから、もっと他に決め手となる、そのお店を選ぶ理由がほしいわけです。

ダイエットや美容系であれば「健康になるとか美しくなる」のように、コーチングなら「目標達成できる」や、カウンセリングなら「心が軽くなる」や、スピリチュアルなら「癒し」など、ビジネス系なら「稼げるや自由になれる」のように、他にもその業種の価値表現なら、ほとんどの人が謳っているような言葉の表現が必ずあって、それって本来あなたが本当に伝えるべき価値の表現とは、ちがうのではないでしょうか?

「だって、表現がそれしかないから」と言うのなら、もっと深ぼって考え抜いてください。

「誰に、何を伝えたかったのか?」他の人以上に言葉で表現する覚悟を持ってください。

それがあなただから伝えられる価値であり「この人だ!」とお客さんが、自らあなたを選んでくれる理由になるのです。


P.S.

恋人に「ねぇ、私のどこが好き?」って聞いて「好きだから好きなんだよ!好きに理由なんて無い」なんて言われたら、ちょっと納得できないですよね?

それとか「優しいところ」とか「内面が好き」とか、ありきたりな言葉を言われても、なんだかピンと来ないですよね?

はい、そんなことを言いながら、僕もいっつもそんな表現になっちゃってるのでよく反省してます。笑

もっとちゃんと言葉で表現しようって。


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アウトプットディレクター/やながわこうき
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