自分のビジネスのテーマを決めよう【解説編】
前回の記事の続きです。まだ見られていない人はこちらからお読みください↓
ビジネスのテーマを決める戦略としては「対象者の欲求・競合・自分の強みや売り」この3つの軸をそれぞれ明らかにして、それぞれが重なる部分にテーマを置くといいですよ、という話を前回しました。今日はその解説編となります。
今回もどうぞ最後までお付き合いください。
「対象者の欲求」
「対象者の欲求を理解しよう」というのは、よく聞く話だと思います。そうです、顧客のニーズを知ろうということです。
でもこのニーズという言葉では、少し解像度が荒い気がします。
なのでもう少し解像度を上げていくと「顧客→自分が対象としている人」「ニーズ→本当の欲求」これでどうでしょうか?
つまり「自分が対象としている人の本当の欲求を知ろう」ということになります。せっかくなので、もう少し解像度を上げましょうか。
「自分が対象としている特定の対象者さんが自分でも気づいていない隠された欲求」これです。
ではこの隠された欲求は、どうやって見つければいいのかは、この音声でかなり具体的に解説しているので、こちらがわかりやすいと思います。
1時間ほど行ったライブ配信の音声ですが、32:11あたりからぜひ聴いてみてください↓
「競合」
次に明らかにしていきたいのは、あなたの競合となるものを知ることです。
たとえばあなたは「自分がコーチングをやっているから、自分の競合はコーチングをやっている人だ」なんて思っていませんか?
もちろん間違いではありますが、それはあなたの競合のひとつにすぎません。
例えばぼくが起業することに悩んでいるときに、コーチングを受けるべきなのか、コンサルを受けるべきなのか、もっと言うなら占いに行こうかなど、リアルに違いってそこまでわかりませんでした。
そういう意味ではコーチングをやっているのであれば、あなたの競合はコンサルも占いも、お客さんの頭の中では含まれてしまうということです。
なので、競合を把握するときは、3つに分解して考えていくことがオススメです。
「カテゴリー・役割・時間」
「カテゴリー」とはズバリ、あなたがコーチングをされているのであれば、同じコーチングをされている人たちのことですね。
次に「役割」についてですが、これは「目的」と言い換えてもいいですね。
つまり、あなたのお仕事での役割や目的で、他に競合しているものは何かを考えていきます。
先程の起業の支援であれば、コンサルやカウンセラー、占い師もその役割や目的を担うことがありますし、講座やコミュニティ、スクールなども役割や目的という意味では競合になります。
これをあなたのお仕事に置き換えて、考えてみてください。
最後に「時間」です。よく「可処分時間の取り合い」などと言いますが、まさにあなたのお客さんの時間を取り合っているものは何かを考えていきます。
今であれば、教育系のYouTubeやビジネス書籍は時間の取り合いという意味ではかなりの競合ですよね。
そんなふうにあなたのお仕事に置き換えて、同じお客さんの時間を取り合ってしまうものを考えてみてください。
「自分の強みや売り」
これに関しては正直に言うと、自分で見つけようとしないことが一番オススメです。
自分のことは自分が一番わかっていませんからね。
しかも自己認識と他者認識は、かなりズレていることが多い。自分では大したことがないと思っていることでも、他人は評価してくれていたり、またその逆もあったり。
だから他者の視点で客観的に見出してもらえる強みや売りが見つかる方が、ビジネス的にも優位ではあります。
ただ、例えば「話を聞くのがうまい」という自分の強みがわかっただけだと、いまいちピント来ないですよね。
それをどのようにビジネスに活かしていけばいいのかまで、きっと繋がらないはずです。
なので、この「話を聞くのがうまい」をどうしたらビジネスで活かせる自分の売りにまで昇華できるのか?のコツは、こちらの動画がオススメです↓
ここでは次の3ステップで、自分の価値を届けられるように表現を変化させていきます。
「特徴・メリット・ベネフィット」
「話を聞くのがうまい」ことは、どんな特徴があるのか?それによってどんなメリットがあるのか?それによってどんな未来が手に入るのか?そんなステップで考えていきます。
さて、ここまでついてこれたでしょうか?
そして最後に、この3つの軸を貫くテーマを決めることで、自分のビジネスのテーマが決まります。ここまで本当にお疲れ様でした。
次回の記事で完結編として、3つが重なるテーマの考え方の話をして終えたいと思います。どうぞお楽しみに。
自分のビジネスのテーマを決めよう【理解編】