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埋められる差は埋めていく


起業当初はとにかく、いろんな人に会いに行ってました。今まで会社と家の往復で、とても小さな世界の中で生きていたので、これまでに出会ってこなかったような人にとにかく会ってみたかったんです。
そうして自分なりに、世界を広げようとしていたのだと思います。

その中で、とても印象的な人と会う機会がありました。その人は、会社の経営をされていて、ぼくと歳も3つしか変わらないという。
まぁ語られるエピソードが刺激的で「住んでいる世界がちがうんだな」と、ある意味自分を納得させながら話を聞いていました。

その話の中でこんなことを言ってたんです。
「今まで大体30,000人くらいの人と会ってきた」と。「すげーそんなに会ってきたんだ」なんて内心驚いていたんですが、相変わらず住む世界がちがうと言い聞かせながら話を聞いていました。

数日後、ある本にこんなことが書いてありました。「人は人生の中で人と会う数が約30,000人、その内顔見知りになる人が3,000人、その内知り合いになるのが300人、その内友達になるのが30人、その内親友になるのが3人」だと。
「あれ、あの経営者はもう人が人生で会う数の人に会ってきたんだ、ぼくと3つしか歳が変わらないのに」

そこで思ったんです。住む世界はたしかに全然ちがう。経験値も持っている知識もスキルも明らかにちがう。でも、人に会う数は自分の努力次第で埋められるんじゃないか?って。それだけは自分の行動次第で埋められる差だと思いました。

そこから目標を持つことにしました。「月に100人人に会う」と。それをしてなにが変わるかなんてわかってはいませんでした。でも、埋められる差は埋めていこう。住む世界がちがうなんて言い訳をしている場合じゃない。

そこから必死に考えました。月に100人会うにはどうしたらいいんだろう?なにをすればその目標を達成できるんだろう?って考えて行動に移しました。

人がすでに集まっている所にも行ってみたし、自分でも集めようとお茶会を開いてみたり、考えられることはとにかくやってみました。


人にたくさん会ってみて思ったのは、ビジネスって恋愛と同じだなってことです。
どれだけ理想のお客様像を考えていたって、実際に会ってみて「この人を応援したい!」と感じた人は全然ちがいました。
理想と現実はちがうように、理想のタイプと出会ってみて実際に好きになる人はちがうことに気づきました。

それまではどうやって稼ごうかとばかり考えて探していました。自分がやりたいことはなんなのかもたくさん探しました。

それも人と会う中で考え方が変わってきました。やりたいことがある人がたくさん世の中にはいたのです。

そういう人と話している時間は、とにかく楽しかった。すると、こう考えるようになりました。
「自分がやりたいことがなくても、やりたいことがある人の応援をすることも、自分のやりたいことになるんじゃないか?」って。人にたくさん会うことで、やりたいことも見つかりました。


今日お伝えしたいことは「人にたくさん会おう」ってことではありません。
どんなに経験がなくたって、知識やスキルがなくたって、自分の強みがわからなくたって、埋められる差は埋めていこうってことを伝えたい。

それは自分の行動次第でいくらでも埋められる差。
知識やスキルばかりを埋めようと思っていませんか?それは本当に埋めるべきものなのでしょうか?

そうあの頃、大学ノートを真っ黒にしてビジネスの勉強をしようとしていた自分に言ってやりたいです。
そして、埋められる差を埋めようと決めて行動に移した自分のことも、ちゃんと褒めてやりたいと思います。
今のぼくがあるのは、その行動を起こしたそのときの自分のおかげだから。

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アウトプットディレクター/やながわこうき
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