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商売にも役立つ「好きなことの見つけ方」


あなたはスノーボードをしたことはありますか?

ぼくは残念ながら、最近はあんまりできてないんですが、20代の頃はしょっちゅう行ってました。

スノーボードをしたことがある人は、わかる人も多いと思いますが、スノーボードってはじめの2、3回は、クソおもんないんです。笑

全然立って滑れないし、転けると痛いし、起き上がるのしんどいし、「もう二度とやるか!」って内心怒りが込み上げながら、なんとかゲレンデのふもとを目指す。

それでも、滑れる友達に無理やり引っ張られながら、気づけばまたゲレンデに立っている。


そんなことを繰り返しながら3、4回スノボに行っていると、ふとした瞬間に、斜面で倒れる恐怖がなくなって、滑れるようになってくる。

何度も転けては起き上がってを繰り返して、たどり着くことができたゲレンデのふもとにも、数回転けるくらいで、ふもとまで降りれるようになり、だんだん一緒に行っていた滑れる友達とも、同じペースで滑れるようになってくる。


「あれ、スノボってめっちゃ楽しいやん」

気がつくと、次のボードの計画を友達と立てている。

スノーボードが好きだから。


トレーニングジムに通い始めた頃、ムキムキのお兄さん達と並ぶのが恥ずかしくて、隅っこの方でダンベルを使って、筋トレを頑張っていた。

10キロのダンベルくらい、楽勝だと思っていたけど、10回も経たない内に、腕がプルプル震えて限界を迎えていた。

「ダンベルの上げ方」なんて、YouTubeとかで検索しながら筋トレを頑張っていると、あるときふと、もう少し重たいのもいける気がして、10キロ以上のダンベルを持ち上げてみた。

「あれ、重たいのも上げれるやん」

隅っこの方で、こっそり上げていたダンベルも、今じゃ30キロのダンベルを持って、ムキムキのお兄さん達と並んでトレーニングをしている。

「トレーニングって楽しい」


「好きなことを見つける」って言うけど、いきなり自分の好きなことかどうかなんて、わからない。

それよりも、好きなことって「できなかったことが、できるようになったとき」に感じるのかもしれない。

学生時代の勉強だって、部活のテニスだって、今のビジネスだって、すべてそうだった。

はじめの頃は、何が面白いかなんて、さっぱりわからない。難しいし、めんどくさいし、大変だし。

だけどなんだか、自分に負けたくなくて、意地になってやり込んでみる。

そうやって続けてたら、あるときふと、出来ている自分の成長に気づける。


そのときにはじめて気づく。
「好きかも」って。

今、できることの中からではなく、できなくてもできるようになりたいものの中にも、あなたの「好きなこと」はあるかもしれない。

なぜなら人が「欲しい」と感じるものや「魅力」を感じるものは「できなかったことが、できるようになる」という要素が、とても大きいから。


あなたの「好きなこと」も、その中で感じることができるかもしれないのと同じように、セールスでもこれは同じことが言えますよね?


お客さんは、商品やサービスに魅力を感じるのではなく、その商品・サービスが持つベネフィット(将来性)に価値を感じる。

このベネフィットとはつまり「できなかったことが、できるようになる」ということです。
これが理解できている人は、伝え方にも工夫ができる。

決して商品・サービスを売ろうとはしない。

自分にも相手にも役立つこのベネフィット。
あなたもぜひ活用してくださいね。
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