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謙虚でありながら,己を貫く山下智久の「カッコいい」を振り返る。

 今年の10月31日に山Pはおよそ24年間所属していたジャニーズ事務所を退所し,今後は海外での俳優活動に専念していくことが明らかになった。

 ボクはいつからか「きっと仁や亮ちゃんのように山Pもジャニーズには残らず独立するんだろうなー」となんとなく感じていたので,手越くんも言っていたように,「あーとうとうきちゃったか」というのが正直な感想だった。

 とはいえ,ショックを受けたことに変わりはなかった。山Pには色々な思い出を抱いているし,何よりも,今年に起きた一連の報道によって芸能活動を自粛していた期間であったために,多くのsweetieはなるべく早く彼の活躍する姿をみたいと,毎朝を中心に山Pの写真と共に思いをよせるメッセージを載せた,数えきれないくらいのツイートを毎日のように見ていたので,ボクよりも彼の魅力を知っているsweetieのことを考えると,いたたまれない気持ちになった。

 独立のきっかけとこれまでの功績を考えてみると「頑張れ!」と送り出せるけれど,今年にかんしてはどこまで本当かよくわからない週刊誌の報道によって自粛し(もちろん,これには山Pの非もある。少なからずボクは彼に対して「何やってんだよ!」と思うところもある),この期間のなかにも様々なメディアが彼のあれこれについて触れていて,一男性sweetieとしてはモヤモヤとした気持ちが残っているというのが正直な気持ちだ。

 けれど,もう事実は変えられないし,”ジャニーズ事務所に所属する山下智久”の活動歴が更新されることはない。これに対してひたすら嘆いて泣いて悲しむところまで悲しむか,それとも「ふざけんな!」と怒りに換えるか,あくまで彼が選択したこの事実をありのままの形で受け入れて「山Pがそうするなら,私もそれを応援する」という気持ちに換えるかどうかは人それぞれだし,きっと山Pも同じことを思うだろう。

 ボクは今回の報道や独立に対して「それはどうなの?」と思うところもある一方で,しかしながら今まで彼がしてきた表現活動やそこから見出されるカッコよさからズキュンと心にきた思い出はその疑念や懐疑を遥かに上回って存在しているので,あくまでボク自身がこれまでに見てきたなかでジャニーズ事務所の山Pのことについて振り返って,整理をしたいなと思う。

根本にある人間性と,その魅力・「カッコよさ」。

 ボクは去年の12月に「山下智久ってなんでこんなにも尊敬されるの?」というnote記事を書いた。するとありがたいことにsweetiesをはじめとした多くの方々に読んで頂いて,記事を読んでいただいて,そしてそれぞれの感想をのせた数えきれないくらいの引用リツイートが瞬く間に拡散された。

https://twitter.com/search?q=https%3A%2F%2Fnote.com%2Fkokiono%2Fn%2Fn1ab3bbf9d7e9&src=typed_query&f=live

(↑Twitter上にある引用リツイートの検索結果。多くの感想がありがたいことに多く掲載されています。)

 山Pのことを尊敬してやまない後輩のタレントたち,そして,ジャニーズに対してあまり興味のない多くの若者の男性をもトリコにし,日本における「かっこいい」のロールモデルとして山Pは存在し続けていた。

 なぜ山Pが女性ファンのみならず,後輩から慕われ,同性の若者からも圧倒的な支持をよせられるようになったのかをボクなりに考えてみたとき,もちろん彼の神がかり的なビジュアルもあるが,もっと根本的なところで「謙虚でありながら,己を貫く」があると見出した。

 彼は決して驕らず,全くもって横柄さもなくて,いつも謙虚に振る舞っているところは特に彼が誰かとトークしている場面をみると,それは明らかだし,その一方で彼の音楽・映像作品に対するストイックさや,それこそ英語と向き合う態度は誰よりも強く,非常に強固なものだ。彼のこの二面性というか,ギャップというか,「こんなにすごい人なのに,なんでそんなに優しいの!?」と誰しもが思うところに根本的な彼の人間性と,人を惹きつける一面があらわれている。

 山Pのこういった語り尽くせないほどの魅力が第一にあるなかで,彼はこれまでに様々な「カッコいい」を表現してきた。ボクのなかで「カッコいい」をさらに細分化させると「チャラい」「さわやか」「おしゃれ」「やんちゃ」「ストイック」「ダサい」がパッと思いつくところで挙げられる。最後の「ダサい」にかんしては,ボクのなかでの真のカッコよさとして,強くて頼りになるといった一般的なカッコよさもある一方で,ある時には人に自分の弱さを見せることもできる度量も備わっているという側面こそに魅力があると思っているということだ。

 ボクがこれまでに山Pのことを見てきたなかで,こういった「カッコいい」の構成要素の全てに彼を当てはめることができる。以下に,彼のカッコよさを自分なりに類型化させてザザザっとまとめてみようと思う。

1.「チャラい」

ドラマ「ドラゴン桜」

シングル「チェリッシュ」

シングル「恋のABO」

 山Pの「チャラい」と聞いて,思い出されるのはやはりギャル男のような髪型をしていた2005年あたりと,まさに金髪でピアスで制服を着崩した不良の高校生がとあるきっかけから東大を目指す「ドラゴン桜」のときの印象が強い。

 2005年はボクが小3くらいのときで,残念ながらリアルタイムでこの時の彼を当時のボクは知らなかったのだが,高校生のときに山P好きな男の友人に紹介されて,それまでなんとなく知っていた山Pの魅力にどっぷり浸かるようになった。当時の映像を振り返って,そのときまでまだ男子高校生を中心に髪型の「外はね」とか「盛り」が浸透していた頃だったので,そのビジュアルに惚れたというのと,身の回りのことに気だるさを感じる高校生の矢島勇介(山P役)の面影を残しつつ『カラフル』を歌ったり,『チェリッシュ』を当時のNEWS8人で歌い踊る姿が強く印象に残っている。

 ちなみに,2010年にリリースされた『恋のABO』はホストをモチーフにした作品になっていたのだが,これはリアルタイムでよく音楽番組で目にしていた。その前にリリースした『Happy Birthday』のときの白い感じというか,純粋な感じとのギャップでやられたことも非常に懐かしい。

2.「さわやか」

シングル『さくらガール』

ドラマ・シングル「SUMMER NUDE」

 チャラさを魅せる一方で彼の持つさわやかさに対して右に出る者はいない。ビジュアルの側面において山Pの「さわやか」の年は2010年なのかなとボクはかつてから思っていた。

 今でこそメンズのなかで流行っているセンターパートで分ける髪型は既に10年前から山Pはしている。そのビジュアルから,涼しげな感じを表現はするものの,ひょろっとした感じもなよっとした感じもなく,内在する「強さ」みたいなものを感じられるのはボクだけではないはずだ。しかもこの2010年の年には彼のソロ曲において代表的ともいえる『One in a million』をリリースしている。クラブ系のこの曲こそ「チャラい」感じに,長めの茶髪でゆるくパーマをあてたようなホストの感じでパフォーマンスすればいいところを彼は黒髪+センタパートで艶やかに歌い踊るのだが,そこには圧倒的な「強さ」がある。まさに彼の内側をギャップ的に汲み取ったのがこの年なんだろう。

 それでいうと,同タイトルのドラマで主題歌となった『SUMMER NUDE '13』も外せない。長らくの間,夏を彩ってくれる曲として存在していた『SUMMER NUDE』を百戦錬磨の山Pがカバーするからこそ味が出る。高校生のときにリリースされたこの曲を,夏に江ノ島へ行った時にこの曲を聴きながら海沿いの道を歩いたことが思い出される(これをやりたくて,わざわざ友達に「コンビニ行ってくるわ」と言って1人の時間を作った)。

3.「おしゃれ」

シングル『Loveless』

アルバム『SUPERGOOD, SUPERBAD』

 夜の似合う山Pもやはり外せない。最近でいうところの『Nights Cold』やアルバムの『UNLEASHED』もこのおしゃれの部類に入るけれど,ボク的には上の2つのシングル・アルバムは懐かしさもある分,非常に思い出深い。

 「おしゃれ」といえば山Pの親友でもある仁の楽曲もまさにこれ。この辺りの曲でいえば『LOVE JUICE』や『A PAGE』,「Yello Gold 3011」で披露された曲たちや独立後でいえばアルバム『Mi Amor』があるけれど,ボクのなかでこのようなクラブ系であったり打ち込み系,ミディアムバラード系の曲の入りは山Pの楽曲だった。

 平場というか,演技の求められないトークなどの場面では紳士的に振る舞う彼が『Loveless』において別れた女性に対してまだ未練を残している男性の目線でピアノと打ち込みドラムのミディアムバラードの音のなかで歌う姿は心にグッとくるものがある。弱い男の姿を歌っているのになぜここまで「カッコいい」と思えるのか...この曲こそ山Pにしか表現できない次元である。

 一方でアルバムのほうに収録されている『PARTY DON'T STOP』や『Tokyo Sinfonietta』はかなりイケイケな感じ。特に『Tokyo Sinfonietta』は東京の複雑さや壮大さ,掴み所のなさが際立つなかで希望や楽園がそこにある...みたいな世界観を表していて,最初に聴いた時は文字通りの「かっけー!!!!」だった。

 それこそ,仁も『HEY WHAT'S UP?』で東京をイメージした曲を歌っているが,ここは東京のイケてるところに焦点を当てた楽曲としてボクはみなしている。これらに優劣をつけるワケではないけれど,仁はどんなことがあっても「大丈夫っしょ」と,少なからずボクらの目に見える範囲では軽々をかわしたり乗り越えたりする一方で,山Pはライブで自身に向けた叱責の手紙を披露したりするなど,苦しみと真正面から向き合い,それを見せることを厭わないという対比を考えると,「うまいことできてんなー」と思わせられる。

4.「やんちゃ」

ドキュメンタリー「山下智久・ルート66〜たった一人のアメリカ〜」

 人の前では紳士的に振る舞い,常に冷静ではいるけれど決して冷淡ではなくて,温かみのある優しい大人な山Pにも,少年時代から忘れずにある「やんちゃ」さみたいな一面もある。それをありありと見れたのがこのルート66。彼は子どのときからずっと思っていた「ルート66を渡ってアメリカを横断する」という夢を実現させ,そのなかで色々な顔を見せてくれた。

 特に印象的なのは,行く先々で出会う現地の人々と挨拶するときに必ず"Have you ever heard of ROUTE66?, I'm going to Santa Monica from Chicago across the road."「ルート66って知ってる?そこを渡ってシカゴまで行くんだ!」といった感じで無邪気な子どものように純粋な自慢をしてその度に激励の言葉をもらっては"Thank you!!"と嬉しそうに言葉を返すその姿だ。

 いつもはストイックな彼ではあるが,このときばかりは我慢せずに「やりたいと思ったことをやる」といった感じで,1日の旅を終えた後は必ずビール飲むし,朝ごはんは宿とかでアメリカンサイズ・アメリカンテイストの食事を完食させ,お腹が空いたと思ったときにどこかへ立ち寄ってホットドッグを平らげたりする姿はまさに「やんちゃ」な一人の男の子である。きっとこのせいか,旅の途中で出会う人々と撮る写真のいくつかで顔がむくんでしまっているものがあるけれど,そんな姿を見ていると「やっぱり山Pも1人の人間で,男の子なんだなー」と思わせられる。

 飾ってもカッコよくなるし飾らなくてもカッコいいのは,やはり山P自身の持つ洗練さと純粋な心によるものなのだろう。

5.「ストイック」

 山Pのストイックさというのは特に音楽や映像作品のなかでみられるので,いくら語っても語り尽くせないほどこれに関するエピソードや教訓はたくさんあるが,どれか一つをピックアップをするのであれば彼の英語に対する姿勢を取り上げたい。

 というのも,ボクは学部1年(18歳)のときから24歳の今までほぼほぼ継続的に英語講師をやってきて,それなりに真面目に従事していて一時は英語の先生になろうかなとか,英語教育に携わる会社に就職しようかなとか,そういう大学院へ行こうかなと色々と考えながら,大学受験の問題集の執筆協力をさせてもらったり講演に登壇させてもらったりしていたので,山Pの英語学習については以前からとりわけ大きな関心を抱いていたのだ。

 めちゃくちゃ細かい話にはなるけれど,先ほどの「ルート66」(2012年1月放送)を見ていると彼の英語にはまだまだ拙さがあった。前置詞が抜けていたり,言うことのほとんどが単文になっていたり,日常的なやりとりはできていても,例えば旅先で出会う方々と深い語り合いをするにはもうちょっとボキャブラリーのストックと文章を組み立てる力が欲しいところであった。そのため,そのような語りの場面では(画面には見えていないけれど)通訳を通じて話を伺っていた。

 けれどどうでしょう,今なんてマネージャーもなしで海外のドラマ撮影へ1人で赴いたり,独立するきっかけも海外での演技に力を注ぎたいという気持ちがあって,今の山Pが存在している。「ルート66」でもそうだったけど,「大人のKISS英語」などを通じて人から学ぶという姿勢を惜しまず見せながら,彼は成長してきた(エラそうに,ごめんなさい🙇‍♂️)。

 「日本人は完璧主義だから,失敗を恐れてしまってなかなか英語を話すことができない」なんて言説はよく聞くものだけれ「自分が今持っている力を信じて,果敢に挑戦する山Pの姿をみて!?」とボクは大勢の人たちに言いたい。

6.「ダサい」

テレビ番組「ジェネレーション天国」

 誤解を招かないように言っておくと,あくまでボク個人の思う「カッコいい」にはこれまでに挙げてきた「チャラさ」や「さわやか」...などがあるなかで,「ダサい」というのも一要因として入っていて,この心としては「自分の「ダサい」ところを人に見せられるという心の度量が「カッコいい」」のであるという考え方に基づくものだ。SMAPの台頭以降,この考え方はそう珍しくないものだとボクは思っている。

 山Pの「ダサい」を見つけることはそう簡単ではないけど,「山Pなのに,珍しい!」と思わせられたのが1年ちょい続いた今田耕司と一緒にMCとして出演していた「ジェネレーション天国」である。そんなに多くを話さない山PがMCで場を回すという彼にとってきっと挑戦的であったろうこの番組では,山Pの(いい意味での)タドタドしさがここに表れていた。

 特にこれを思ったのは,この番組が始まる直前に今田さんと一緒にゲストで出演したスマスマの「ビストロSMAP」でのときのこと。企画で,山Pが今後やることになるMCの力を向上させようということで,即席の模擬バラエティー番組を演じてみようという流れがあったのだが,ボクら視聴者にとってはベタすぎて今これを初めて見るのにもう何千回もみたことあるような既視感たっぷりのクイズの場面で,山PはMCとしてこのシチュエーションにとても苦闘していた。

 クイズのときのとある一場面,誰もが簡単に正解できる問題で参加者役のSMAPメンバーはフリップで回答して,一斉にそれを出し,全員満場一致で正解するという場面があった。視聴者としてはそれを見た瞬間に無意識的にMCがその回答を次々と読み上げて「全員せいかーい!!!」と盛り上げるんだろうなと安易に予測がつく一方で,MC役の山Pは回答を読み上げるのではなく「1,2,3,4,5 全員せいかーい!!」となぜかカウントで読み上げ,SMAPメンバーと今田さんから総ツッコミをもらっていた。

 「MC下手くそかよ笑」と思わずにはいられないが,恥ずかしそうに笑い,中居くんや今田さんから向けられた山Pへのアドバイスを笑顔で受け止める山Pの姿も非常に魅力的であったことも紛れもない事実だ。それは「かわいい!」というよりも,「”良い人”が滲み出てる!!」といった感じで彼の人間みへの愛らしさというか「”逆に”良いw」みたいな感想を多くの視聴者が思ったことだろう。

謙虚でありながら,己を貫く山P

 ここまで色んなカッコよさの引き出しをもち,どの側面においてもダダ漏れな山Pの魅力について,一男性sweetieであるボクの目線から振り返ってみた。画面越しでみたり,完成されたものを主に享受するボクらでもこれだけの魅力を見出すのだから,裏側をみている彼の周りにいるスタッフや後輩たちはもっと色んな山Pをみていることだろう。

 そんな後輩たちが例えば山Pの楽曲をカバーするといったときに,彼の持つ楽曲のテイストや山下智久の曲というブランドもあって,これまでになかなか見ることのできなかったその後輩タレント・グループのかっこよさを引き出してくれる。例えば,キンプリの紫耀くんなんかはJr.のときに『Loveless』や『PARTY DON'T STOP』をカバーすることで彼にある歌声やダンスの新しい味を引き出したし,廉の歌う『青』も当時の彼のミステリアスな感じが体現されていた。SixTONESも『You Make Me』をカバーして自身らの持つアダルトさというか大人っぽさを見せつけた。

 山Pは自身のカッコよさだけでなく,何らかの形でかかわる他の人たちのカッコよさや魅力,新たな一面を引き出してくれる。これは後輩だけでなく,彼の友人である斗真くんや仁,亀にだって当てはまるし,友人である福山雅治さんの「そういう一面あったんだ笑」というエピソードも山Pを通じて知ることは多い。

 こういった彼の一面を考えてみるとやはり山Pが多くの人から愛されて,尊敬の念を抱かれている理由がわかる。

 「謙虚でありながら,己を貫く」というボクが勝手に見出した彼のモットーというか精神が最も表れている1つが先ほどにも登場したCNNの英語学習雑誌のなかで言及した以下の言葉である。あくまでこれは英語学習という話題のなかで出た言葉ではあるが,彼のなかでは全ての面においてこの精神をもっているのだとボクは思っている。

「死ぬときに「ああ、俺英語できなかった」って思いたいか思いたくないかを考えてみればいいと思います。僕はウォルド・ディズニーの「If you can dream it, you can do it.(夢見ることができるなら,それは実現できる)」という言葉が好きです。「自分は何が好きで何をしたら幸せなのか」ということを見極め、「今何をすべきか」を自分の中にしっかり持っておく。それが自分にとって一番のコンパスになるはずです。」(p.16)

 「自分は何が好きで何をしたら幸せなのか」というメッセージは彼が「ルート66」の旅のなかでルート66にまつわるグッズなどを展示する小さなお店を開いている90近くのおじいちゃんから貰っていた言葉だ。この時ばかりは,珍しく自身の気持ちを100%伝えられる日本語を話して,英語での伝達をプロに任せていたのがかなり印象的である。そこから引き出されるそのおじいちゃんからの言葉を山Pは真剣な表情で受け止め,長らく自身のモットーとして掲げていたのだろう。

 このコンパスを頼りに,けれど人に優しい山Pはこれまでに様々な葛藤をしてきたなかでレコード会社を移ったり,映像作品に出たり,そして最近の決断を下したのだと思う。

 山Pを見つめていればいるほど「謙虚でありながら,己を貫く」という彼の人間性がブレずに,一貫していることがますます分かってくる。

 ボクは今後,山Pがどんな新しいカッコよさを見せてくれて,周りにいる人たちのどんな新しい一面を引き出してくれるのかを,非常に楽しみにしている。

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「”ジャニ男タ研究者”のジャニーズ史」と「AMto. J」について

この記事が収録されている「“ジャニ男タ研究者”のジャニーズ史」では東京工業大学大学院で男性ジャニーズファンやジャニーズ,男性について研究している私(小埜)が,男性ジャニーズファンの当事者として今まで1人でジャニーズを楽しみ,何を感じてきたのかについて振り返ってみたり,ただただ思いを綴ったりしています。

 そして,ジャニーズのある人物や楽曲やグループなどについてボクの研究分野(文化人類学/社会学/ジェンダー)などを絡めて,そこそこマジメに考察してみる記事を以下の「AMto. J」にて更新しております。

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