京都の手仕事
京都旅行二日目。
お昼ごはんを食べてから、
「辻和金網」さんへ。
パンを焼く、直火にかけられる網。
持ち手もついている優れもの。
職人さんがひとつひとつ
手作りをしている金網です。
以前本で見かけたのが、
それはそれは美しく、
食パンに金網の焼き目がはっきりと
ついていて。その上に溶けた
バターがじゅわり。
めちゃめちゃ美味しそう…!
私もやりたい!!
と、勇み足でお店に向かい
念願の手付き金網を
ついに手に入れましたとさ。
お目当ての商品が決まっていたので
すぐお会計できたのですが、
他の展示されている商品にも
目が釘付けになってしまい。
職人さんの手仕事。
その一つ一つの結晶が、
とても美しくて。
丁寧に編まれた金網の、
色気のある美しさよ。
京都らしい湯豆腐すくいや、
持ち手付きのお茶っぱ濾し。
足つきの台座や、
バーベキュー用の大きい金網。
吊り下げかご…、など、など。
どれも美しくて、
それぞれ工芸品の粋な趣きを
たたえています。
見ているだけで楽しい…!
民芸の、「用の美」。
「使いやすいものはうつくしい」
と、いう言葉がとても
好きなのですが。
まさにその言葉を、
道具そのもので
私の手の中で、今目の前で体現している。
職人さんの一点ものってすごいなあ。
と、手付き金網を
購入して、包んで頂いている
間の時間も名残惜しくて
ずっと商品を見ていたのですが。
…お。
何やら、お店の端で
一人の若い女性が
作業に取り掛かり始めています。
あ。
今なら金網をこしらえるようです!
おおお。
お会計をしてくださったお店の方は
いかにもベテランの職人さん、と
いう佇まいのおじい様だったのですが。
こんなにお若いお弟子さんも
いらっしゃるんだなあ。と、
これからこのお店の将来を担う
方がきちんといらっしゃることが
なんだか嬉しくて。
購入した手付き網の下の部分は
取り替え可能だそうです。
長く使えるなあ、それなら。
いつかこの若い方に、
その作業をやって貰ったりして。
なんて考えながら、
お店を後にしました。
早く食パン焼いてみたいな。
お餅も美味しそうです。
野菜も焼いてみたいなあ。
その後近辺をウロウロしていたのですが、
たまたま京都の老舗パン屋さん、
「進々堂」の前を通りかかったので、
そこで食パンを購入。
これで準備は万端です!
わくわく。
…。う〜ん。
しかし暑いなあ…。
(午後、いちばん暑い時間)
途中、カフェに避難して
レモンミントスムージーを
頂きながら、お店にあった
空海さま特集の雑誌を読んだり。
近くにあった「村上開新堂」さん。
行ってみたのですが、この日は
お休みでした。残念。
写真はかねてから行きたかった
「六曜社地下店」さんの
珈琲とドーナツ。ドーナツは
ほんのり温かくて、
外側はサックリ、中は
しっとり。とても美味しかったです。
新幹線の時間が近づいてきました。
早いなあ。
最後、駅中の食事処で
少し慌ただしく食事をして。
京都旅行。
ひたすら暑くて参りましたが、
とても楽しかったです。
またお邪魔したいなあ。
🌟🌟🌟🌟🌟🌟🌟🌟🌟🌟🌟🌟🌟🌟🌟
ここまで読んでくださいまして、
どうもありがとうございます!