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2024年のまとめ

ハロー、みなさん!
イトーです。
いろいろ去年もやっていたので一旦、途中セーブするために去年のまとめをしたためます💾

田川市に移住

ご存じの方もいるかもしれないですが、いいかねパレットという場所に移住しました。田川市という博多から車で1時間半ほど南の山の方へ走ったところにあります。以前から度々お世話になっていた廃校のシェアハウスで「おーん、ちょっと長く住みたいな 俺リモートワークいけるし」と思ってサクッと移住してしまいました。
1人になれる時間を確保しやすかったり東京へのアクセスがよかったりという点から元々は博多に住もうかと悩んでいたんですが、シェアハウスの個室が取れたのと、ちょうど退去されるお兄さんが「車いらんからあげるでぃ」とふとっぱらを発動していただいたので「ええ!ください!」とがっつき住むこととなりました。(おかげで博多のボランティアやボルダリングに行くの大助かり)

移住の理由

4年住んでいた東京からの移住の理由としては、東京でのメンタル面のコストが高すぎることが大きいです。お金の部分で家賃や車を持てないという部分も実際移住した後で大きかったなと思うのですがこれが1番です。やっぱり東京は人が多すぎます。よっぱらいや疲れ切ったビジネスマン、お金で着飾った人を見ながら大手町に通勤するのも、会社の人とのコミュニティが生活のメインになってしまうのもすごく負荷がかかっていました。初めていいかねパレットで一ヶ月間暮らした時は仕事が終わった後に全然違う背景の人がよく話してくれるので自分の肩の荷が降りて過度な緊張が解けたような感じがしました。こんなに豊かな時間をおもしろい人と過ごせ、田舎なので人が少なく顔見知りが増えていくのはとても幸せでした。
移住する前にいいかねパレットで開催された文化祭もたくさんの人が参加していて印象的で移住の後押しになっていました。イベントが学校のさまざまな教室に設営されていて気づかないうちに楽しい企画に迷い込んでしまうような空間でした。僕はたまたまライブをやっている部屋に迷い込んでいたんですがそれが想像以上にすごく、誰かを素敵な空間に迷い込ませるのはその人の人生の糧になるような体験になるかもなと感動していました。
あともう一つ、災害リスクです。人口密度が高く運輸に生活物資を頼り切っており土地や交通インフラも災害に弱いことから東京でもし被災してしまうと思うと怖かったです。
また、福岡のいいところは博多や北九州にある空港のアクセスがすごく良く東京に出社する機会がある自分にとって良いところです。あとご飯もおいしいし面倒見がいい方が多いのも魅力です。

実際、移住して良かったこと

シェアハウスの人たちと話す時間が多かったり、田舎に人や仕事、交通インフラなど少ないがゆえの空白を味わったりしたおかげで自分自身の整理をする時間が増えました。自分の生活にかかるコストがどれくらいで何があったら豊かで幸せで充足するのか、よく考えました。
会社以外のコミュニティ、その場所の大人からこどもまでいろんな人と話すことが自分の充実感にすごくつながっていると実感しました。おかげで東京にいた頃の行き場のない寂しさは癒されました。
東京で過ごしていた頃に感じた、「このまま頑張って進んでもこの先に自分の幸せはない」という感覚はあっていました。東京は金銭的な成果や成長をイメージさせる街で、個人の責任で幸せを勝ち取っていくような雰囲気を自分はどうしても感じてしまいました。一回東京を経験し田川で活躍している人と話すと東京のお金や人材の動き方は魅了があるという話もするし実際自分は東京から仕事をもらっているので東京はすごくいい場所であるのは間違いないのですが、安心感のある場所に住みたいし安心感のある場所を育ててみたいと思っていたので方向性が合わなかっただけなのかもしれないです。
あと仕事が思うようにいかないことから少し鬱を体験していたんですが、それも今のところ症状は無くなってしまい生活もより安定してきました。そういう時は鬱にとって油断大敵なのですが今のところ良くなっています。

移住した後

移住後は順調に適応していき、いろいろ田川を中心に九州を堪能できました。ちなみに自分の部屋は教室を4分割したうちの一つです。教室のベランダにアクセスするスライドドアから出たり入ったりしています。
最初はシェアハウスのメンバーと九重連山に登山に行ったり熊本市に落語を聞きに行ったり日田の温泉に行ったりして九州は関西のように他県に行けるので楽しみました。最初来た時は夏だったのでどこもかしこも祭りをやっていて見に行ったりしました。

山笠祭り


アドベンチャーレースに出ました。

蛍を見たりキャンプして川遊びして帰ったりもしました。

なぜか家族が家族旅行と題して大阪から博多を経由して田川まできました。なんとフッかる家族でしょう。代表の青柳さんにも挨拶しお土産を大量にシェアハウスのメンバーに置いていきました。感謝です。

いいかねパレット社長率いる「ダイヤモンズ」のライブや、たぬき庵といううどん屋さんのライブにも行ったりしました。

ダイヤモンズ at 石炭記念公園


「スタックチャン」というロボットコミュニティのオフラインイベントに参加しました。

スタックサンとの記念写真


「VIVISTOP 博多」という博多駅の駅ビルの飲食店が入っている10階のフロアに工作室があるんですが、そこでボランティアを始めました。今年の1月にロボコンに出たんですがそれがもうめちゃくちゃ楽しかったです。参加していたメンバーがロボットで活躍できて泣いていたのが印象的でした。もらい泣きしそうでした。やっぱ自分が作ったものがうまく動くと感動するよな。

VIVITA ROBOCON 2025
制作した「フライング・メンタイ号」


上海に男二人旅もしました。

上海・豫園


高校生に進路ガイダンスとしてIT業界について話しました。

西田川高校・進路ガイダンス


副業も一件紹介してもらって初めてやってみました。なんとか今のところ順調です。

あとシェアハウスには定期的に1ヶ月で泊まりにくる人たちもいて、その人たちとキッチンで話しこむのもめちゃくちゃ楽しいです。全員の誕生日は祝うという文化になっていてそれも毎回楽しいです。たまに揉め事もあるのでしっかり話し合いもします。
いいかねパレットとは、コテンラジオを聞いて泊まりにくる短期間の滞在者と、仕事をしながら何年か住む人の2種類の方がいます。初めてお邪魔した時はTFJという臨時免許を自治体からもらって教員をされている方が滞在者の半分くらいいたので自分との背景の違いにすごくカルチャーショックを受けて新鮮でした。
また、いいかねパレットを経由して東京を経験した方や何か事業、コミュニティをやってみたい方とつながれるのでその方たちと話したり実際に活動してみたりするのも楽しいです。近くの商店街は廃れているのですが高校生や大学生たちが開催するイベントで使われたりするのでこれから楽しくなっていく期待で溢れています。

後藤寺商店街

体調が良くなってきて目標に手を出せるように

体調が良くなって自分自身をちゃんと自立させるようになってくると、だんだんとやってみたかったことに手を出せるようになってきました。
ロボコンにでて楽しかったということから、電子工作やプログラミング、動画制作などデジタルで何かをサクッと作ってしまう能力が自分は高いし向いているなという気がします。それをどんどん社会に還元できたら豊かだなと妄想しています。この能力を使って大人とこども、都会と地方をかき混ぜるようなファシリテーションができたらすごくハッピーだと。
大人とこどもに思い入れがあるのは大学生の時にサークルでフィルム現像して作品を発表したり、海外で論文発表したり、学生団体で京都にいる大学生と協力してフリーペーパーを発刊してみたり、社会に対して表現してみることを大人に支援してもらったことがすごく印象的だったことがあると思います。
少し贅沢なのですが小学生とか中学生とかの時にもっとサポートをもらって表現したかったなと思いました。という意味で子どもはもっといい大人と出会うべきです。お金もそうですが家庭や学校で出会う大人以外から価値観をもらうことはすごくいい経験になると思います。
また大人も子どもと触れるべきです。社会の一員として一丁前に大人は動ける一方、なぜ働いているのかということを忙しさから忘れがちだなと思います。まだ知識が不十分な子どもと活動すればなぜ仕事するのか、なぜそういう所作がいるのか対話する必要があります。そこで大人はもう少し生活に必要なものに時間を割いたり人生の方向性を整えたりできると思います。例えば、仕事と家庭のバランスが取れたり、地域の仕事に少し貢献してみたり、実は全然別な仕事に向いていることに気づいたり、今やっている仕事はもっとこうすれば世の中をよくできると思いついたりなどなど、いいことづくしだと思います。
また、都会と田舎というのは今回の移住の経験から来ています。都会で頑張ってうちひしがれて自分を求めてくれる場所がないと思ったとしても田舎ではいくらでも求めてくれる人がいると気づきました。田舎に来て少しスピード落とし、自分には何が必要なのかを再確認しまた都会に戻るというケースや田舎でそのままゆっくり過ごすケースもおすすめなんじゃないでしょうか。
ちなみに田舎イコール進んでいないということもないです。なんなら自分の実感として都会より田舎が進んでいることもあります。技術的な進歩で仕事や家事から解放されるなど物質的な豊かさは増えていきますが、今後精神面での豊かさであるウェルビーイングや、介護、育児、教育、医療などの生活に根ざした解決しにくい問題について深く考える必要があリます。
例えば、いずれ会社員の多数が介護しながら仕事することを迫られることや、孤立せずに子どもを育てること、お金や物質があっても豊かにならない自己承認をどう埋めるかなどさまざまな問題に向き合い挑んでいる人たちは東京よりは田川の方が多いような気がします。おそらくいいかねパレットの周りに面白い人たちがいるから、よりそう感じるのでしょうか。それも田舎の良さとしてカウントしていいと思います。
要は、かき混ぜられるファシリテーターに自分の持っているスキルで挑んでいきたいのが今後の目標です。そのためには申し訳なさから発言を控えてしまう癖を治していきたいです。原因はいいかねパレットで暮らしいろいろ対話したおかげでだんだんと見えてきました。「間違った発言をして嫌われたくないから発言を遠慮してしまう」「自分のプライドが大きくそれを守るために控えめに発言してしまう」などが原因かも。全ての人に嫌われたくないという気持ちが大きいのではと。
全ての人に嫌われないことなんて不可能なので少しずつ自分の努力ではどうにもならない人を気にしないという覚悟を持っていきたいです。そのために自分の賢さ、見た目をいちいち気にせずうまく執着を手放してしまいたいです。間違って嫌われてしまったらちゃんと謝ればそれこそ賢いですし、自分の見た目は別にそんなに良くないです。多分モテたいから見た目を気にしていると思うのですがそんなことを気にしているほうがモテないです。

今年やること

今年やることは以下です!

  • 海外旅行(キルギスとフランス)

  • ノベルゲームのデモを少し遊べるくらいまでに制作

  • ワークショップを企画して開催する

  • 英語のレベルをB1にあげる

  • 50万円を貯める

  • maker fareに出展してみる

この文章を読んでくれた人の助けになると幸いです。うまく混ざることが大きくなれば戦争も無くなるのだろうか。

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