#21.男性育児に対する意識改革はパパが先か?社会が先か?〜追憶篇〜
おはようございます!
記事の文字数の加減ができない こきち です。
前回の『コメントのススメ〜僕の変化〜』と
いう記事、あんなに長くなくていいですよね。
正直、もっとシンプルで読みやすい記事を執
筆したいなと思ってしまいますが、なかなか
難しいものです...
それでも読んでくれる皆様には感謝です!
さて、今回のテーマですが、
【男性育児ってパパの意識向上だけじゃ
変わっていかないよね】という内容です。
「なんとなくそんな気はするけど...」という
ふんわりとしたものを言語化していきます。
今回は、僕が体験したエピソードも交えてい
きますが、またボリュームが凄くなりそうな
ので、【追憶篇】と【未完結篇】の2部構成
でお届けしようと思います。
それでは、よろしくお願いします。
EP.1 「え?...おれは?...ん?」
これはいまだに忘れられない出来事ですが、
息子を1歳健診に連れて行った時の話です。
どうか皆様聞いていただけないでしょうか?
妻が多忙のため、息子が風邪っぴきのときの
病院通いや予防接種、定期検診はほとんど僕
が対応しています。
とりあえず「何事も経験だ!」と考えると、
自然と抵抗感や不安はなくなり、精神の安定
が図れます。お母さん大多数でも全く気にな
らないメンタルがそこにあります。こきちも
成長したようです。
一方で、驚いたことといえば健診全体の時間
の長さですね。内容としては、
"受付→身体測定→発達面談→問診→食育相談
→予防接種面談→育児相談"
と、いった感じです。
※結構うろ覚え
順番待ちも含めて正味2時間は掛かります。
当然子供は飽きるし、大人もわりと辛くなっ
てくる時間です。息子と淡々とカリキュラム
をこなしていき、最後に育児面談。ここでは、
事前に提出したアンケートを元に保健師さん
と面談を行なっていきます。
例えば、
・子供の発達などで不安なことはないか?
・パートナーは家事、育児に協力的か?
・日々の生活の中で課題や心配事はないか?
アンケートの内容もなんとなく母親向けに
用意されたんだろう的なものでした。
我が家ではきちんと夫婦2人で子育てして
いる自信があったので曇りなき眼(まなこ)
で「心配事はありません!」と言いました。
(息子も順調に成長してくれていたので、
その点でも不安はなし)
そして、僕が今でも引っ掛かっている出来事
は面談の最後に訪れました。
保健師「今日、お母さんはお仕事ですか?」
こきち「はい、最近忙しいので」
保健師「そうですか。次は1歳半健診もあり
ますので、可能でしたらお二人でお
越しいただけたらと思います。」
こきち「そうですね。」
保健師「この健診ではお母さんの悩みや愚痴
だったりを吐き出す場でもあるので、
ぜひお母さんにも来ていただけたら
と思います。」
こきち「...あ、はーい。」
(え...おれはぁ?
いや、分かっているよ。ワカっていますと
も。世間的に悩みを抱えているのは圧倒的
にお母さんの方、この場で吐き出して楽に
なってほしいという考えも十分に理解して
いるつもりよ。でも、いま目の前にいるの
は父親よ。父親にも愚痴や悩みはあるよ。
「何か心配事はありませんか」って聞かれ
たけど子どもに関することを言うものだと
思うじゃない。父親の愚痴を話していい場
だと思わないじゃん...そして今それを父親
にわざわざ話さなくてもよくない?)
※やり取りの一部もしくは全部には、
こきちによる着色が含まれております
(内容はほぼこんな感じ…)
みたいなことを考えさせられた一コマがあり
ました。もしかしたら、その保健師さん的に
は育児をメインでしているのは妻の方で今日
はたまたま都合が合わず、息子を"偶然連れて
来れた"のが「僕」だったと考えていたのかも
しれません。その保健師さんのことをどうこ
う言おうとは思いませんが、このような思考
にならざるを得ないほど、世間的にはお母さ
ん側に育児が偏っているのだなと考えさせら
れました。
(というか身を切られてそう思いました)
↑わりとショックだった笑
EP.2 父親は頑張っている、母親は大変なだけ
これはつい最近の出来事。
やはり僕は息子を1歳半健診に連れて行くこと
になりました。「次はどんなことを言われる
のだろう?」と少し期待していました。
(こきちも好きネ)
今回は歯科検診も加わり、2時間半コースで
した(映画1本見れるやん)。外ではお行儀
のよい息子も完全に飽きていて、ぐでぇ〜っ
となっていました。周りのお母さんたちも何
か目が死んでいる感じがする…
そりゃそうですよね。中には小さい兄妹を連
れている方もいて、その子の面倒を見つつ、
カリキュラムをこなしているんですから。
僕とはレベルが違いすぎる....
大変お疲れ様です!(敬礼)
これも育児相談での一コマです。
育児相談では、前述したようにアンケートを
元に家事・育児負担のバランスを確認したり、
課題だったりを抽出します。この時は、「妻
の仕事が忙しく、慢性的な睡眠不足に陥って
いる」的なことを記載しました。もちろん、
アンケートに記載したのは父親(僕)ですが、
※どちらが書いたかの記述もある
保健師「パートナーが睡眠不足…あ、お父さ
んが睡眠不そ…ん?」
こきち「あ、それ書いたの僕なので、妻が…」
保健師「あ、そうなんですね。すみません…」
そうです。このやり取りで気づきましたね。
このようなアンケートもお母さんが書いて
いる割合が多いという先入観を示した例です。
そうでないと勘違いするわけはありません。
また、
保健師「奥様が睡眠不足になっている原因
とかはどんなことなんでしょうか?」
こきち「フリーランスなので普段やり取りして
る方との仕事が深夜帯になることが多
くて…でも日中は子どもの起きる時間
に起きていないと(以下省略)」
保健師「夜もお仕事なんですね、じゃあご飯は
お父さんが作られるんですか?」
こきち「あ、そうですね」
保健師「すごい、お父さん頑張ってますね!」
このやり取りでお気づきになられましたか?
そうです。お父さんが "ご飯を作る" ことは
「頑張っている」と褒められることなんです。
褒められること自体は僕もモチベーションが
上がるので、「どんどんください!」という
感じですが、お母さんがご飯を作ったから
といって褒められることはありますか?
育児・家事の全体を通して頑張ってることを
"励まされる" ことはあっても家事一つ一つに
対して「すごいですね!」と言われることは
あまりないのではないでしょうか?
長い子育て文化の中で、無意識に「これは
お母さんの役割」的なものが刷り込まれて
いるんだと思います。
いかがでしたか?
今回は僕のエピソードを通して
誰もが無意識下でお母さんの役割を
決めつけてしまっているという内容を
お届けしました。
これはこれまでの子育て文化や統計を
考えると必然なのかもしれませんが、
この当たり前の感覚がなくならない限り、
男性育児の普及なんて遠い未来だなぁ
と考えてしまいます。
最後までお読みいただき感謝申し上げます。
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また、この記事で感じたことや似たような
エピソードをお持ちの方はコメント欄で
教えてくださーい(^^)
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今回は僕の note での癒しの記事を
ご紹介します。もはや僕が紹介する
までもない人気者....(今回、物語の
書き出しをパクらせてもらいました)
モンキーパンツ さん
彼の記事はどれも面白く、自然と笑顔にさせ
られます。すべらない話で出したら全部爆笑
とれるレベルです。特に1つの記事の中で
伏線を張って最後に回収する書き方なんかは
"ただ面白い記事"では片付けられない技術が
あります。こきちはそんな才能に嫉妬しつつ
も、心に癒やしを届けてもらっています。