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#42.希望のバイバイと絶望のばいばい

みなさん、お疲れ様です。
最近、息子の語彙が増えてやり取りが楽しく
なってきているこきちです。
「コレなんだ?」とか「●●はどれ?」とか
言いながら息子の舌足らずの日本語を聴くの
が密かな楽しみです。何よりめんこい。

さて、今回のテーマですが、
息子の保育園の送迎をしていた時にふと考え
させられた出来事について述べていきたいと
思います。【バイバイについて】です。

それではよろしくお願いします。


2種類のバイバイ

希望のバイバイ

日常のご挨拶の中で耳にする

「●●くん、バイバイ」

例えば、

「行ってらっしゃい」
「さようなら」

これらを言う時にセットで使うことが多いと
思います。2歳の息子はまだきちんとした挨拶
ができないので、親としても簡易的にそれを
表現可能なバイバイという言葉を教えます。

親戚や知り合いと会った時の別れ際にも使い
ますが、息子が "バイバイ" をよく使うシーン
としては主に保育園が多いです。登園後に僕
と別れる時、そしてお迎えに行った際に先生
や友達と別れる時に使います。しごく当たり
前の状況ではありますが、この時のバイバイ
には "またね" という再会の意志が含まれて
いるように感じます。「バイバイするけど、
また会おうねー!」

僕はこれを "希望のバイバイ" と捉えています。

絶望のばいばい

上記では、日常でよく耳にする希望のバイバイ
について述べましたが、ここでは僕がふと考え
させられた "絶望のばいばい" について書いて
いきたいと思います。

それは息子を保育園に送っていった時の出来事
です。保育園の玄関に入り、靴を脱いでいると

「●●(少女の名前)、ばいば〜い」

という声が聞こえてきました。
その声の主はその子のお父さん。僕も状況を
正確に理解していたわけじゃありませんが、
恐らくその少女はお父さんの言うことを聞か
なかったのでしょう。

来ないなら、ばいばいだ -

という意味合いで使っていたものと考えます。
思い返すと僕自身、この声掛けは結構使って
いたものでした。

例えば、「いくよー」と声をかけても息子が
その場から動かない時、外出する際にいつま
でも遊んでいる時、日常で使う場面は結構あ
ったりします。

ですが、その"ばいばい"という言葉を改めて
他人の口から聞かされた時、とても冷たい
表現に感じたのです。いわば

"言うこと聞かないなら置いていくよ"

ということです。この言葉の効果はテキメン
なので親としては割と多用しがち。でも、
子どもにとって置いていかれるということは
心細くとても恐怖な事態。自分の親に突き離
されるのですから、絶望感が彼らを襲います。
そりゃあ、従わざるを得ません。(多用し過
ぎで状況に慣れる子もいるでしょうが...)

でも、コレはある意味、脅し文句。
こんなもので言うことを聞かせようとしても
意味ないよなぁとか思うようになりました。

息子は大切な存在。

面倒でも時間が掛かって遠回りな状況だった
としてもきちんと向き合って言い聞かせよう
と思いました。"絶望のばいばい"の封印です。
それを意識してからというもの、僕が息子に
"バイバイ" を言う時は "希望のバイバイ" のみ。
声掛けの仕方って意識をすれば変えられるん
ですね。

親から子への日常の声掛け。
それはその子の人格形成に大きな影響を与える
もののひとつだと考えます。何をどんな表現で
伝えていけばいいのか。親として、今後も考え
ながら息子に向き合っていこうと思います。


最後までお読みいただき感謝申し上げます。
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声掛けを見直してみよう」と思われた方は
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