もう正気じゃない!
土曜日は9時50に起きたのは覚えてる。
とりあえず携帯開くとリカルドから山へのお誘いが。
「ここ行こうぜ!」ってマップ送られてきたので見たらチャリンコでこっから2時間かかるとこ。そこから山登りも始まり帰りもチャリだと思うと行き帰りで7時間コースはかたいな。となると暗闇の中凍えながらチャリ漕ぐな。と容易に想像できたので「バカゆうんじゃねえよ」と返信しました。
すると新たなマップが送りつけられてきたので開いてみるとここから1時間ほど離れた山にピンが刺さってました。
こっちも正気ではないので「あ、割と近い。」とか思ってしまったのが運の尽き。
ただその日は飲んで帰った翌日ということもあってちょーダラダラムード。
最低1時間は準備時間をくれと頼んでリカルドと合流したのは11時。
集合場所としてピンが刺さってたとこにくと道は行き止まりになり林道がこちらを見ているではありませんか。
アスファルト走って山まで行ってそこから登山かと思いきや、この男、やまん中チャリ押して上がって、最後思いっきりダウンヒルするつもりじゃないですか。
まあそれも面白そうだなと思って登山withチャリンコスタート。
まあチャリンコいるだけで負荷半端なくてすごいしんどい。
何回も途中で休憩してその度Fワードを吐きながらひたすら登山。
そしてようやく山の頂上らしき場所に到達!!
標高で言えば500mくらいですかね!
ようやく自転車が意味を持つときがきました笑
2人ともそれぞれのホストファミリーから自転車借りてて俗に言うマウンテンバイクというやつに乗っています。
しかしまあ結構しっかりアップダウンがあってチャリ2台が行き違えるくらいの幅しかない。だからちゃんとコース取りしないと石とか踏んで吹っ飛ぶ感じのいい林道!
リカルドは怖いもの知らずだし、自分は日本でオフロードバイク乗ってて父親とよく林道ツーリング行ってたから、2人ともフォーフォー言いながら山走り降りてました。
するとリカルドが道を間違え、道のない原っぱみたいなとこに出ました。
「まあゴールは目前だからいけるっしょ!」ってリカルドが言ってて「そうじゃな!」って自分も言いながら前方のリカルド見てたらリカルドが急に宙に舞った笑。
原っぱの草の中に小さい岩あってそれにチャリでクリティカルヒットしたリカルドはその衝撃でリカルドのリカルドをハンドルでクリティカルヒットさせ転倒。
付属品の方のリカルド君は調子もよく問題ありませんでした。
そしてダウンヒル再開。トラウマになったリカルドは僕が先に行くように指示。
自分はある程度経験があるのでうまくリアを滑らしたり重心使ったりしてエンジョイしました。
そして一気に10メートルくらいを下る坂に出会いました。
大きめの石もごろついてるし45°くらい傾斜ついてたので自分もブレーキ全握りでゆっくりおりました。
下に降りてみると上ではリカルドが「無理だ!無理だ!」って行ってたけど結局トライ。
「止まらない!止まらない!」と叫んでるので何やってんだかと思って見てるとほぼノーブレーキで直滑降してきた。
まじで目にも止まらんスピードでそのまま目の前通り過ぎて一瞬で消えていった。
目の前通った時のリカルドの見たことない真剣な顔が面白すぎて忘れられん。
追いついてみると藪の中に突っ込んでて事情を聞くと
原っぱでの事故の影響でフロントブレーキは反握りしてるみたいにホイールから離れんし、リアはほとんど効かなくなってました。それはあの坂止まれんわ。
あの坂をノーヘルでこけてたらえらいことなってたので奇跡のイタリアンだなと思いました。
そしてやっと目的の山を越え、オカナガン湖を望む山の上で2人で持ち寄ったご飯食べました。
ようやく帰ってこれたのが夕方4時。
総走行距離は33キロでした。
めっちゃ楽しかったから清々しくベッドで気絶できました。
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