#326 野菜の支柱
今年一番の寒波が来た。朝から強風が、びゅうびゅう吹いていた。曇り空から風花が飛んでくる時もあった。歩いていると、耳が痛かった。水たまりには、氷がはっていた。
私は竹やぶに入った。竹やぶには風があまり通らないので寒さは気にならなかった。しかし竹は風でしなり、笹の音は騒がしかった。竹に絡まっている弦(つる)を切り、混みあっている竹を間引くように切っていった。
切り倒した竹は、笹を払い落し、さお竹や、エンドウやキュウリなどの手(支柱)にした。
お昼前に、私は野菜の手にする竹を、ひもでくくり、担いで倉庫に運んで今日の仕事を終えた。無理のない範囲で今年も竹藪の掃除をしたいと思っている。
柿の木がある日の当たる畑では、スイセンが咲いていた。