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#335 市立病院

 最近ピロリ菌除菌のまえに、市立病院で、何日かに分けて胃カメラと尿素呼気テストがあった。先日、検査に基づいて診断の日だった。(#334 ピロリ菌)

 私は胃がんが心配だった、友達が胃がんの手術を受け、かなり痩せてしまったことを知っているからだ。彼も胃カメラでがんが見つかったということだった。とにかく私の関心ごとは、がんのことだった。

 診察室に入ると、胃の画像が写し出されていた。先生は「これは胃カメラの映像です。呼気検査から総合してピロリ菌がいます。ピロリ菌の除菌をはじめますね。アレルギーがありますか。」と言われたので、「杉花粉のアレルギーがあります。」と私は言った。「アレルギーの症状、かゆみ、湿疹等がでてきたらすぐ連絡ください。」先生は早口だった。何パーセントかの確率で副作用が出るとも言った。

 私は、『胃がん』のことがとても気になっていたので、「要点は、ピロリ菌がいるということ。除菌の投薬には、アレルギーの心配があるということですね。」というと、先生は「そうそう。そうです。」と言って話が終わった。

 「先生、私は胃がんのことが気になっていたのです。友達も胃がんの手術をうけてかなり痩せました。私は、そのことが聞きたかったのです。」というと、先生は、私の胃のことをていねいに説明してくれ、私は安心した。

 除菌の効果の確認のための数か月後に来院をして検査のことなど、看護師さんと打ち合わせ、会計を済ませた後、私は調剤薬局に行った。

 治療方針や投薬におけるリスクを伝えることが先生にとって大切なことだ。しかし、『何で胃カメラが必要なん?そもそもピロリ菌って?胃がんリスクを高めるってどうゆうこと?』など、私は先生に教えてもらいたかった。

 医者が伝えたいことと、患者が理解できることや聞きたいことに開きがある。私は、インフォームドコンセントについて考えこんでしまった。

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