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#304 大護摩法要
お寺での護摩法要に行った。護摩法要は、不動明王のお力を戴いて、護摩木の炎(不動明王の炎)で、私たちのすべての災難を焼き払いつくし、幸福をもたらす法要として、私たちの菩提寺では11月の末に行われている行事だ。
10時に本堂での法要があった。5人の僧侶の読経と参拝者の焼香が行われた。
10時30分過ぎに本堂での法要が終わり、ほら貝を先頭に5人の僧侶による、護摩壇においての護摩供養が始まった。護摩壇には、予め1mほどの檜の井形を組まれ、井形の周囲はヒノキの葉でおおわれていた。護摩壇を囲む四方には、結界が張り巡られていた。
火をつけられた護摩壇の煙は空に昇り、風に舞った。燃え盛る護摩壇には、無病息災・家庭円満・学業成就などと書かれた護摩木が僧侶の読経と願いを込めて火の中に入れられた。
11時30分ごろ無事護摩法要が終わった。その頃には、雲の切れ目から光が差し込んでいた。
お札をもらい私たちは家に帰った。護摩法要が終わると、私たちの村は正月の準備にとりかかることになる。
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