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#172 箸墓古墳
雨が上がり、暖かくなってきた。午後から、私と妻は箸墓古墳に行った。
邪馬台国の女王『卑弥呼の墓』という学説があり、私は以前から興味があった。
古墳の正面にあたるところに、『太市墓・・・宮内庁』と板に書かれた標識があった。その奥には、石で作られた鳥居がたっていた。
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古墳の周囲には、『立ち入り禁止 宮内庁』という標識がいたるところにあった。
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私と妻は、古墳の周囲を歩いた。古墳の横には、大きなため池があった。遠くから見た箸墓古墳は、うっそうとした樹木で覆われていた。箸墓古墳の東には、三輪山が見えた。
犬を連れて散歩している、おじさんに出会った。「古墳は、全部立ち入り禁止ですか?」と、私が聞いた。「そうや。立ち入り禁止や。」と、おじさんは言った。「古墳の中には、石碑とか、鳥居とか建物の跡とか何かありますか?」と、私が言った。「何もないわ。木が生えているだけや。鳥はいるけど。」とおじさんが言った。
私たちは、ため池が満水のころに再度来ることにして、帰路につこうとした。その時、「ふくろうがいる!」と、妻が言った。高い木の枝に、ふくろうがとまっていた。
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@家族