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人気芸能人でもYouTuberとしては失敗してしまう理由とそこから学ぶべき教訓

みなさん、ごきげんよう

先日こんな記事を見かけた。

元国民的アイドルであっても、毎日投稿しても再生数を稼げないのかと正直思った。衝撃だったのは「ファンが毎日更新に飽きてきた」という一文。ファンでも飽きるのか。


最近個人のFacebookで毎日投稿を実践し、どんな効果・反応があるかのデータを取っているのだが、最初の投稿は反応がよかったが、それ以降は普通という感じになった。

これはまさに同じ現象が起きているなということで、ちょっと考えてみた。実際に出ている名前は自分の好みなので悪しからず。


ちなみに、みなさんはなんだと思います?


まずタイプとして毎日投稿タイプと時々投稿タイプがある。

人気YouTuberはだいたい毎日投稿タイプが多い。やはり毎日投稿することで、認知される回数が増え、そして決まった時間に投稿することで、ファンの生活の一部になるので強力なリピーターになる。思わず毎日見てしまうので安定して再生数が稼げる。

めざましテレビの占いに似ている。これ見てから、家を出る!みたいな。

ヒカキン、ヒカル、オリラジあっちゃん、カジサック、などがこのタイプだ。

時々投稿するタイプは、佐藤健や川口春菜、、本田翼、嵐などが当てはまる。見たがっているファンを焦らして、焦らして、焦らして、ドン!みたいな感じ。これはテレビの周期と似せているのか。次回分なんて放送しようと思えば、次の日放送できるけど、一週間待たせてから放送する。それによって、みんな続きが気になって、また見る。話題にするから周りの友達も巻き込む。

毎日投稿していたはじめしゃちょーも投稿頻度を下げているようだ。しかし、コンスタントに150万再生となっている。

毎日投稿しないと再生数を稼げない人と時々でも多くの再生数を稼ぐことができる人、何が違うのか?

事前にYouTubeのノウハウとか観たが、確かに良い内容であることは大前提としてある。有象無象の動画の中で、役に立ちそうな動画はやはり観られる。そんな誰でも分かる。しかし本田翼が今日着る服を選んでる動画を観て「役に立った!」となるか?いや、ならない。

ふざけるな。なるわ。かわいい。癒される。  


別の角度から観てみたい。

何が違うかと、レア度だ。

芸能人は、そもそも住む世界が違う人間として世間一般には見られているので、下界に降りてくると興味しかない訳だ。

「普段どんなご飯食べてるの?」「普段誰と遊んでるの?「スキンケア何してるの?」とかとか。日常の何気ないことに興味をもつ。

自分もガッキーの「寝起き姿」がみれるなら絶対みる。かわいいだろ!

そんな姿彼氏・旦那しか見れない。それが見れる!

ということで視聴者が飛びつくわけだ。


しかし毎日投稿して行くと、芸能人が持っているレア度がどんどん下がってくる。伝説のポケモンと同じだ。1匹しかいないからみんな欲しくなる。そこらへんの草むらで出てきたら伝説とすら呼ばれない。普段見えないところが見える状態になったことで価値がを下げ、その結果ファンは飽きてしまう。

芸能人のよる毎日投稿は自分で自分の首を締めてしまっている。自分がテレビで築き上げた伝説のポケモン級のブランドを崩して草むらによく出てくるポケモン化してしまっている。

これは売れたいと思っているグラビアアイドルがTwitterで自分の水着の写真をUPしてるけど、撮影会や写真集でそんなに伸びない理由とも共通しているかもしれない。Twitter見てたら満足してしまうからだ。私服しかUPしないグラビアアイドルが「ついに脱いだ!」みたいな感じで写真集を出したら焦らされたファンが飛びつくだろう。

お笑い芸人はコンテンツを生み出す力が高い。なので毎日投稿しても問題ない。そんな力を持っていない芸能人、または構成作家がいない芸能人は苦戦を強いられる。

一般人の戦い方、それは毎日投稿に尽きる。元々認知されていないので誰も興味ない。興味を引きそうな、楽しませるコンテンツを作りまくって、好きになってもらう。それを始めなければ一生再生数は伸びない。駆け出しのお笑い芸人と同じだ。ウケるまでネタを作りまくる。ウケると他のネタも見てみよう、今後も追いかけようとなる。

それが出来ているからお笑い第8世代の芸人はみんなYouTubeも上手く行っている要因の1つかもしれない。ファン化させる構造になっている。

そしてここでも言えるのはレア度だ。「そんな動画作る人いない」というレア度があれば毎日投稿は必要ないかもしれない。現に大食いYouTuberの谷やんは料理×大食いなので、面白くて見てしまう。

自分が得意なところを掛け合わせてレア度を高める。人気YouTuberのマネをしても絶対に成功しないのはこれが理由だ。

先日腹抱えて笑ってファンになったのが、おかず姫。エロ×21歳×おもしろで、男性陣を期待させて引きつけ、再生するとその期待を良い意味で裏切る。ターゲットをよく理解しているなと感動した。

YouTubeやらない人に伝えることは、これはYouTubeだけのことではないということ。自分が生きている業界・会社でもレア度を高めていこう。そうすればファンが出来て大きな仕事がやってくる。100人に1人ができることが2つあれば良いだけだ。


※この記事は気が向いた時に加筆修正予定