”釧路市テレワーク×マッチングモデル事業補助金”を利用して釧路市の視察をすることにしました
自分の疾患と向き合いながら、自営業として継続可能な事業をしていくにはどうするべきなのか。
そして、自分自身が無理をせず、あるがままの自分で生きていく環境にするにはどうすれば良いのか。
毎日のように考えていることだし、未だにその最適解は見えていないと自分では思っている。
多汗症、そして代償性発汗という後遺症を抱えながら生きていく身として一番問題になってくるのは、やはり夏。
もちろん、年中通して何かしらの悩みや問題は発生するのだが、発汗機能や体温調整機能に異常があるので、夏期は気温や湿度がモロに症状として表面化されやすい。そして、熱中症リスクも通常の人よりも格段に高いため、特に気をつけなければならない。
これまで、札幌、福岡、東京と、色々な場所で仕事をしてきたが、夏期の気温は年々上昇しており、猛暑日ではない日を探す方が難しいくらいになっている。
この猛暑により、夏期の業務効率や生産性は著しく低下している状況である。
年中安定した業務効率や生産性を維持するためには、どうすればよいのか。これは業務に限った話ではなく、今の生活そのものが幸せであるかどうか、という部分まで深く関わってくる問題である。
「エアコンを付けてください」と各マスコミ呼びかけているということは、”エアコンを付けないと命に関わります”と言ってるに等しい。
そのような環境下で電力が失われたら、いよいよ私のような人間は本当に命に関わってしまう。そんな環境に今自分がいること自体に恐怖を感じていたりもする。
この身体とは一生の付き合いになる覚悟はできているのだが、せめて、気温などの環境だけは自分の住みやすいところで生活できないか・・・。
そこで候補に挙がったのが北海道釧路市である。
最近では避暑地として注目される機会が増えているのでご存じの方も多いかもしれない。
北海道の東側(道東)にある市で、7~9月の平均気温が21.2度との統計がある。
(むしろ寒いくらいですね・・・!)
元々、私は北海道の千歳市出身なので、雪の問題などにも慣れている。
(千歳市もそうなのだが、釧路市は比較的雪も少ないとのこと。)
年中冷涼な気候である釧路市へ事業所を構えることを本格的に検討するべきタイミングに来ていると感じている。
(それが東京からの完全な移転なのか、東京と釧路で2拠点を構えるのか、そういう細かな部分は全然決まっていない状況ではあるのだが・・・。)
もちろん、現在行っている業務の問題もあるので、今すぐにというわけにはいかないし、事前に現地調査も行いたい。
そこで、釧路市の担当者へ問い合わせたところ、1年の中で最も暑い時期が7月下旬~8月上旬との回答を得た。
一度、その時期に現地視察をしたいと思い、7月下旬に3泊4日で釧路市に向かうことを決めた。
飛行機や宿も全て手配し、あとは行くだけの状況だったのだが、釧路市のことを色々を調べていると、気になる情報を見つけた。
それが『釧路市テレワーク×マッチングモデル事業補助金』だ。
釧路市によると、釧路市内に事業所を有しない、以下の取り組みをする事業者が対象と記載がある。
かなり幅広く対象になり得るのではないかと感じ、私は早速この補助金の担当者と連絡を取った。
・現在、東京に事業所があること
・特に夏期の業務効率や生産性が著しく低下しており、釧路市への事業所移転・増設を検討していること
・事業所移転・増設後も円滑に業務を進めていくための現地調査を行う予定で、7月下旬に釧路市へ伺う予定であること
・実際の視察時は、事業者目線での移住・移転相談や現地の状況などを調査したいということ
上記の点を伝えたところ、十分に対象になり得るものだとの回答を得た。
そこで、視察の旅程をより補助金の趣旨に沿うものに見直し、補助金申請書を釧路市へ提出した。後日、無事に交付決定書をいただくことができた。
具体的には、
・ビジネス相談ができるサポートセンターでの事業相談
・観光資源を映像コンテンツ化する手法等の調査
・賃貸物件状況の調査
・コワーキングスペースでのテレワーク
などの行程を組み込んでいる。
個人的には、もし実際に釧路市に住むことになれば、ドローン撮影の事業に本格的に参入して、大自然をドローンで魅力的に撮影してみたいな、と思っていたりする。
ちなみにこれは余談であるが、今回の視察、そして補助金の申請にあたり、釧路市役所や民間施設へ電話やメールで何件かやり取りをさせていただいているが、皆さん本当に親身になって話を聞いてくださる印象があった。
もともと下調べの段階から、釧路市は移住に関する支援に非常に力を入れている印象があった。
釧路市に興味を持ってくれた人を、温かく迎え入れようという姿勢が見て取れたので、とても好印象だった。
ただ、個人的に一番心配していること。
それはやはり今の事業を継続させていくことが可能なのか、という部分である。
視察当日は、そうした部分を重点的に調査ができればと考えている。
そして、現地でしか吸収できない”感覚”のようなものを、より多く得られればと思っている。
以上、釧路市への現地視察を決めたお話でした。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。
本間映像
代表:本間 洸貴
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