Carstay物語、第6章はじまりました。
毎年、この梅雨入りの時期が来ると、我が子がまた1つ歳を重ねるんだなあ、としみじみ思います。
去年は「賽は投げられた」とか言ってますね。懐かしい↓
2023.06.01、Carstayは5周年を迎えました。
改めて、いつも応援してくださる皆さま、誠にありがとうございます。
毎年、この時期には筆を取るようにしているので、イマココの心境を書き記しておこうと思います。少しお付き合いくださいませ✍️
TEAMに"I"はない、でも。
幼少期、コービー・ブライアントやアレン・アイバーソンに憧れた、バスケ少年の端くれとして、映画版「スラムダンク」は勿論観ました。擦り切れるほど読んだ、1番好きな漫画。ああ、あのシーンが動いてる…と映画館で声が出そうになりました。
でも意外と、登場人物のセリフが心に残ってるのは「あひるの空」の方かもしれない。特に、なぜか思い出すのはこの言葉です。
チームワークについて考えるとき、よくこの言葉が心に浮かびました。個人の能力も大事だけど、それよりも協調性やコラボを意識しようという意味で解釈してます。26歳までは、きっとこれが正しい考えだと思ってました。
一方で、起業家になってからは、真逆の考えを持つようになりました。
TEAMに"I"はない、でも、"ME"はあると。
これはコービーの追悼式で、相棒のシャックが彼のスター性をあらわすエピソードしてスピーチした、コービーの言葉です。(日本語訳)
マイケル・ジョーダンの、TEAMに"I"はないが、WINには"I"があるという名言に通ずるところがあります。
よく仕事で失敗が起きたら、"人が解決するのではなく、仕組みで解決するべきだ"という話を聞きます。
一般論としては正しいんだろうなと思いつつ、実体験として、スタートアップで成功するには、自ら問題を解決できる人でないとやっていけないだろうなと思う場面がこれまで幾度となくありました。
その都度、"お前のためにチームがあるのではなく、チームのためにお前がいるんだ"という安西先生のお言葉の通り、良いチームの最低条件として、圧倒的な個の存在が必要であると考えるようになりました。
なぜこの話を思い出したかと言うと、創業から5年経って、やっと理想のチームに近づいてきたと思うからです。その理由は、嬉しいことに、各方面で活躍してきた、優秀なマネージャーやメンバーがTeam Carstayに集まってきたからだなと。これまでと違った一体感を感じています。
到達点ではなく旅路そのものが夢である
先ほどコービーについて書いている時に、彼が引退したときの言葉を思い出しました。私が最も好きなスピーチの1つがこちらです。(日本語訳)
このフレーズが好きな理由は、目標に向けて一生懸命に生きているこの日々が、ある日振り返ってみると、夢そのものだったことに気付く瞬間がきっと来るという考え方が素敵だからです。スティーブ・ジョブズの名スピーチ"Connecting the dots"にも繋がる話ですね。
スタートアップをやってると、疲れたな、大変だったな、と思うようなことは多々起こります。でもその都度、これは夢だと言えるほどやり切ったか?と自分に問うと、大体そこまで満足できるほどではないので、また一歩踏み出そうと思えます。その境地へ辿り着きたいと強く感じます。
この5年間を振り返ってみても、縁や機会に恵まれたと思うことはあっても、まるで夢のような時間だった…とはまだまだ思えません。そのため、いつかそう感じられる日を夢見て、現状に甘んじることなく、渇き・飢えの感情やハングリー精神を大切にしながら、日々過ごしていきたいと思います。
第6章、Carstayの目指すもの
最後に、少しCarstayの今期の展望をお話しします。
色々やりたいこと、やる予定のことはあるのですが、一言でまとめると、「プラットフォームの拡充」を図る1年にします。
日本でバンライフ(VAN LIFE)を本気で広げるためには、バンライフという文化普及に向けた魅力発信・機会創出を行いながら、顧客が真に求めるキャンピングカーの製造・カスタムの2つを、両軸で行う必要があります。
Carstayはバンライフを広める唯一のスタートアップ企業として、2018年に創業以来、前者の文化普及のためのシェアリング事業を行ってきました。
そして、インスタのハッシュタグ「#vanlife」は1,500万件を超え、日本でもバンライフに関する多種多様なメディアやサービスが生まれました。バンライフという新しい価値観が一気に広まってきたこのベストなタイミングで、満を持して、後者の車両製造を行うモビラボ事業を開始することとしました。
すでに発表している「SAny.(サニー)」を含め、シェアリング事業を通じて情報収集したデータに基づいて、"これが欲しかった!"とお客様に喜んでいただけるような、商品やサービスを開発していきます。
また、日本に未だ存在しないキャンピングカーの開発も現在行っています。世に価値を問う日がくるのが今からとても楽しみです。
このように、シェアリング事業とモビラボ事業を両輪に、「プラットフォームの拡充」を通じて、バンライフの新時代を切り拓く1年にしていきます。
振り返った時に、読み応えがある、夢がある章節になるよう、メンバー一同、邁進してまいりますので、今季もどうぞ宜しくお願いいたします。
ここまでお読みいただき、誠にありがとうございました!
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2023.06.08