るってぃさんの絵を見にいったら
最初に書いておきますが良いとか悪いとかの話ではないのでお願いします。昨日るってぃさんの個展初日に行ってきました。先ほど帰ってきて友人に少し考えを話してから忘れてしまわないように急いでnoteを書いています。考えておいた方がいいことを何個か見つけたので書き殴りになってしまうかもしれませんが読んでいってください。経験したことを書くというよりかは何を感じたかを書こうと思うのでアート鑑賞をしてどうなるのとか興味がある方だけが読んでくれればいいいと思います。細かい情報が知りたい方は僕のTwitterから飛んでください。
よし、そしたら書いていきます。
まず個展に行く前に僕はアーティスト自体に興味があったので予習をしてから行きました。るってぃさんのYoutube、standfm、Twitterを主にみたんですけどその時点でかなり楽しみでした。まずこんなに発信上手なアーティストさんは全然いないのでその時点で興味が湧いていました。準備で苦しいところをしっかり音声にして伝えるのはそうそう出来ることではないと思うので。そして美術畑ではない人がアーティストになって個展を開催しようとしていたことに僕は気持ちが昂っていました。よく有名人がアーティスト転向とかあるけど、それとは全く違う熱量を感じたんですよね。発信を聞いていてもすごい楽しそうに話しているし。standfmのアートが好き!!!みたいなタイトルのやつは単純にアートが好きと言ってるだけなんだけど熱量をとても感じました。
そして当日いざアートとご対面。4つのスペースに分かれていてたくさんの人が談笑していました。楽しそうにお話ししている方が多く雰囲気がとても良かったです。そしてかなりの作品数。Twitterとかで載せていたアートと対面しました。絵の作った過程は全く見れないけど作者の必死な姿が想像できてしまった。これは色々なものが相まって生じていると思う。Twitterで個展の準備に対して苦労を打ち明けている発信や、プロ無職としてなぜ今アートをやっているのかとかの背景とか。これも予習で見たものだが。
また印象的なのが淡々と個展会場にいる作者さんなのだ。我の作品を見てくれと言わんばかりの自信のある佇まいは満足のしている作品が出せている証拠なのかなとも感じた。初個展なのか?という問いを巡らせるくらいのオーラに溢れていたと感じた。これはるってぃさんのメンタルの強さを示してるのかもしれないけれど、アートに対しての向き合う姿勢やプライドが行動に表れているのではないかと思った。アートを勉強や美術系の大学に通っていない人間がどこまで表現に対して真摯に向き合えるのかというもの。本人はまるで考えていないかもしれないがアートが好きで美術系の学校に通っているわけではいない僕はこのように思った。
今回の個展で今まで思っていたことが確信に変わったものが一つある。アーティストへの尊敬の気持ちが劣等感に変わったのだ。今まではアートをみてアーティストは自分の思っていることを形にすることができる能力を持っていて素晴らしいとか、皆をあっと言わせるような視点や切り口で社会に対しての意を申すことができる人だと考えていた。そして別の生物を拝むような気持ちで尊敬の意で溢れていた。しかし今日劣等感に変わった。これはアートが身近になったからだと思う。なぜならば、アーティストになったところから個展を開くまでをログによって見ることができたからだと思う。こういうふうにアートを作ろうと志したとか、より高尚な表現を求めて抽象画だけでなくてデッサンも習っているとか。作品だけを見ると他のアーティストと変わらないのかもしれないけれど過程をたくさん発信している分るってぃさんの絵は身近なんですよね。これはアーティスト全体が実は身近な存在なのではと考え直すきっかけには十分でした。ほんとのところは誰にもわからないけど。身近な人間がこんなにも必死で何かに取り組んで、それを見た人が絵を購入し、個展初日を成功させている。こんな状況に僕は劣等感を得てしまった。しかしこれは彼にしかできないことでもあると思う。その唯一無二性に身近な感覚を周りの人に感じさせるのは凄いスキルだと思いました。
アートをみて劣等感を感じる方なんているのかな。共感を得てくれる人がいたらとても嬉しいです。noteはこんな感じでTwitterには書けないような話をしていこうと思います。Twitterは誰でもアートがわかるように発信しているので見てみてください。
このパワーを胸に色々頑張っていこうと思います。noteとかTwitterとか。4月頃にやっていた鑑賞会もまたやりたいな。良い体験ができましたありがとう!