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10年目のマツ・マツ・マツ
サッカー選手の松田直樹がこの世を去ってからちょうど10年。
その年の夏、体験したことを過去のnoteに記しています。
毎年、この時期になると気持ちが落ち着かず、なんとなくマツのプレイをyoutubeなどで見てしまう自分がいます。
Fマリノスと松本山雅のサポーターは、きっとみな同じような気持ちになっているのかな。
彼はサッカー選手として極めて特別な存在でした。
試合中、とにかく目立つ。
何度か生でプレイを観る機会があったが、DFなのに「ウォォォーー!」とドリブルで攻め上がり、
周りのサポーターのおっちゃんから
「マツ!そんなに上がんな!!笑」と声援と野次が飛んでいました、笑。
あの大声援の中でも、ピッチからスタンドへ声が聞こえてくる選手でした。
ぼくは、マツと何も接点のないただのサポーターです。
でも、そんなぼくにもマツの気持ちが伝わる唯一のアイテムがあります。
2009年、横浜開港150周年記念ユニフォームが1500着限定で発売されたときのことです。
横浜在住のサポーターでも買うのが難しく、まして北海道に住むぼくにとって、この限定ユニはとても購入できる代物ではありませんでした。
当時流行っていたmixiにて、買えない嘆きを呟いたところ、マリノスのファンの方からDMがきました。
「よければ一緒に購入しますよ」
きな臭かったが、ダメもとでお願いしました。
誰かサインが欲しい選手がいれば貰いますとのことだったので、一応大好きなマツのサインをリクエストしました。
そしたらそのサポーターの方は本当に購入し、サインまでもらってくれたのです。
マツが実際にぼくのユニフォームにサインしている写真も添付してくれました(残念ながらログは無かったです、泣)。
もちろん定価で、しかも送料まで負担して送ってくれました。
見ず知らずの遠く北海道に住むサポーターに、ここまでしてくれたことが嬉しくて、マリノスのサポーターで良かったと心底感動した瞬間でした。
練習後サインしてくれたマツの、サポーターを大事にする気持ちも伝わりました。
送られてきたユニフォームにマジックで丁寧に書かれたサインとNo.3。
マツの想いが生きている大切な宝物です。