koketz

Tech, 外コン, PE, エトセトラ🐯

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最近の記事

スタートアップは実はフィードバックがかかりにくいんじゃないかという仮説

仮説です。仮説です。 仮説っていうと、ちょっと賢そうに聞こえるよね。 でも的外れでもあしからず。仮、だからね。 フィードバックの総量も質も下がる可能性スタートアップ, コンサル, 事業会社, PEで仕事をしてきました。 どの会社も色々学ぶことはありましたが、その中でもスタートアップは事業も組織もどんどん拡大していくこともあり、単位期間あたりに経験することの幅が広く、勉強になるなあと思います。巷でも「スタートアップ!成長!!ユニコーン!!!」みたいな話はよく聞く気がします。

    • 1年に50回面接を受けて気づいたこと。

      1年で50回の面接を受けた 1年であんなに面接を受けることももうないんじゃないかと思う。 2021年は、実に50回面接を受けた。 そんなに面接を受けたのは、(結果的にではあるが..)2回転職をしたから。しかも、PEという、なぜか面接数が驚くほど多い業界を中心に受けていたためだ。 受けた社数は10社も行かないくらい。なので、1社あたり平均5回以上は面接していることになる。PE各社はだいたい6-7回は面接する。多いところは、カジュアル面談も含めれば、14回面接したところもあ

      • 大手町の丸善で絶望した。

        本を読むには、テンションが大事 本を読むのが好きだ。 あまり習慣は長続きしないタイプだが、本を読むという行為だけはなんだかんだ、10年以上続いている。 月によって波がある。10冊読む月もあれば、1冊しか読んでない月もある。仕事が忙しいとかもあるが、だいたいの変数はテンションだ。テンションがあがればガーッと読むし、本を読むということにテンションが上がらなければ、積ん読が貯まっていく。 本屋に通ってみることを決める どうやったらテンションが上がるか。それはやはり本を買った

        • 創業社長と初期メンバーのインセンティブの不一致

          はじめに「創業社長」と「初期メンバー」は手を取りあって頑張って、成功をわけあうイメージは大きい。ただ、日々とか短期(半年-1年)の働きにおいては、そのインセンティブというのは思った以上に揃ってないのではないかということを思ったので書く 会社の長期的成長へのインセンティブを揃えるためのSOスタートアップでは、従業員の数が少ないこともあり、(基本的に)大株主である創業社長とメンバーの距離は近く、創業者の「こういう世界が作りたい!こういうプロダクトを出そう!」という課題意識に対し

        • スタートアップは実はフィードバックがかかりにくいんじゃないかという仮説

        • 1年に50回面接を受けて気づいたこと。

        • 大手町の丸善で絶望した。

        • 創業社長と初期メンバーのインセンティブの不一致

          アクティビストと国会前のデモ隊

          なんかガラ悪そうなイメージPE業界に出入りしていると、アクティビストの存在を感じることがたまにある。投資検討先にアクティビストが入って株価つり上がってとか、コンサル時代のクライアントがアクティビストに悩まされて〜のように実体験ではないのだが、「この会社は過去にアクティビストに入られてファンドはトラウマなんです(PEとアクティビストは違うのだが・・)」とか、後はまあ例のT芝の話とか 基本的にはガラが悪そうなイメージの人々である。金の亡者、事業や会社の未来を考えない、等々。

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          可能性の海の快感にうしろ髪をひかれる

          高校〜就活、いつでも戻れる/移れる気がした文理分けはあんま考えず選んだのだが、高3になって、医学部・理系・文系かで悩んだ。結果的にその中の一つを選んだのでその時点では他は捨てたことになるけど、まあ言うてまだ別の道(学部)にもいざとなればいけるんじゃないかと思った 就活は、それこそ選択肢がたくさんあるから、色々な可能性がある気がしてくる。色々受けてると当然落ちることもあるのでそれは落ち込むし、「こういう仕事は自分は無理なんかな」とは瞬間的には思うが、まあなんかしらんけど転

          可能性の海の快感にうしろ髪をひかれる

          戦略コンサルという高級ソープランドビジネス

          学歴職歴強者がめちゃ肯定してくれるこれは大きい。当然ながらクライアント・ファーストのビジネスなので、スポンサーというクライアントの責任者側の人を全肯定する。クライアント側が考えていること、やりたいこと。それらをどうやったら実現できるか、もしくは株主が納得してくれるような論理的なストーリーに仕立て上げるか(中計など)をサポートしてくれる 「いや、我々は真に正しいことを」という反論はあるが、本当に優秀なコンサルタントというのは、クライアント側からすると肯定されている気で、気

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          辞めずに続けることが「責任」なのか

          責任、という言葉をぎょうさん聞きながら育ってきたわ。大人になったんやから、社会人になったんやから。そういったことを無数に聞いてアラサーまで来てもうた。責任ってなんやねんてことについて考えてみるわ(WIP) アップサイドもダウンサイドも少ない国産サラリーマン「責任をとる」「責任感がある」とはなんだろうか、ということをよく考えてきた。「俺が責任とるから!」と言う部長のダウンサイドは、自身の昇進が遅れるとか、最悪クビになるくらい(日本だとセクハラやパワハラしないとあまりないのが現

          辞めずに続けることが「責任」なのか

          「羽振りの良さ」は技術的な問題かもよ

          手放しに金に糸目をつけない人はいない手放しに金に糸目をつけないという人は見たことがない。むしろ、意外と稼いでる人、資産をもっている人ほど、よく言えばきっちりしている、悪く言えばゲンキンだなと思うことがある 稼ぎと羽振りの良さは相関する。でも比例はしないと思う。貧乏学生だった頃から、Giveの精神に溢れる友人がいて驚いた。自分は彼のようにはなれない。やっぱりコスパとか、リターンとまではいかないけどそういった俗物的なものを考えてしまう その中で、自分のその俗物的というかゲンキ

          「羽振りの良さ」は技術的な問題かもよ

          そこの賢い26歳、いつまでコンサルで消耗するの?

          コンサル行く人が増えている。10年前も今も人気みたい。コンサルは勉強になる。けど、そうじゃない世界もあるしもっとチヤホヤされる美味しい世界もあるよという話 ■ コンサルへ行く人が増えていると、ここ1-2年エージェントと話していてよく聞く(@中途市場)。総合/会計系は数年前から増やしてたけど、MBB(特にB)もかなり増えていて、裾野は広がっている模様。身の回りでも、あ この人がコンサルに..?というのがちょくちょくあった(注: 賢さよりも、ワークスタイル的に向いてなさそう)

          そこの賢い26歳、いつまでコンサルで消耗するの?

          プロフェッショナルファームに戻ってきた感

          弁護士、会計士といった「士業」。加えてコンサルや投資銀行、ファンドといったものも広義では含まれるプロフェッショナルファームの世界に戻ってきたことを日々感じる。長期的にどっちの世界にいたいのかはまだわからぬ 良い悪いでなく、違うプロフェッショナルファームの世界に戻ってきた。前回コンサル→事業会社に移った際にも色々と違って驚いたことがあった。それぞれ良いとこ悪いとこあって、向き不向きがある プロフェッショナルファームの特徴をざっくりまとめると、①投下時間に対する意識 ②よく働

          プロフェッショナルファームに戻ってきた感

          [転職エントリ]コンサル/事業会社→PEファンドへの道

          主に備忘として。 ■簡単な経歴・学部卒→戦コン→事業会社(日系)経営企画+海外事業。コンサルと事業会社3-4年ずつ ・コンサルではDDや成長戦略の案件がメイン。ガッツリ入っていく型よりもマーケットベースで調査分析することが多く、大体1-2ヶ月だったので色々な業界の案件を20+。社内と資料はだいたい英語 ・事業会社ではM&Aのエグゼキューションと事業管理(PMI含む)を半々ずつ ■なぜPE・コンサルはよくあるとりあえず修行〜スタンスで入社。その後、これもあるあるだけど、「手

          [転職エントリ]コンサル/事業会社→PEファンドへの道

          あなたの仕事でのニュースは(すごく良い意味で)どうでもいい

          飲み会<<仕事?常々、飲み会に誇らしげ(または当然のように)「仕事で遅れてしまって〜」という人ではなくあろうと考えていた。 そもそもスケジュール的に無理だったら断るべきだったし、そうでないなら、十中八九自身のタイムマネジメント(例えばあと1時間早く起きて頑張ってれば避けられたのかも)の起因するものと考える。だから、 飲み会 <<仕事 みたいな等式が所与のものとなっていることに違和感を感じていた(いる。最近飲み会ないけどね)。 人が24時間を生きる営みの中で、その時間には同

          あなたの仕事でのニュースは(すごく良い意味で)どうでもいい

          生産性もいいけど 日々画面から顔上げこうぜ! という複利の話

          複利が大事だと、身を持って感じることが多くなった 一つは投資。これはまあ本に譲ります もう一つは、日々の生産性向上を考えて1日1日生きてたのだけど、ある日、自身が成長したなと思ったのっていつやろって思ったら、ある1日というよりもこの案件〜とかこの時期〜とか、一定の期間だなと 振り返るときっと、日々必死で生きてたものの積み重ねだと思うんだけど、やっぱ1日で圧倒的成長って多分そんななくて、一定の期間を経て(数ヶ月〜1年とか?)蓄積していくもの。 だとすれば、ある日はホームラ

          生産性もいいけど 日々画面から顔上げこうぜ! という複利の話

          「2020年6月30日にまたここで会おう」を読んで

          はじめに瀧本さんの本は何度か読んでいて、京大の時に授業も受けていたので内容が真新しいわけではないが、持ち前のテンポ(めちゃ話すの早い、そして滑舌悪い)感が十二分に伝わってきて、スピード感を持って読めた一冊でした 3行まとめ自分なりに、この本でのメッセージで印象に残った部分を列挙していくと、 ①「カリスマモデル」でなく「武器モデル」: 1人のこいつやべー、みたいなのよりも、不特定多数の人が働きかけてくほうが既存の仕組みを変えていくには効率良い ②パラダイムシフト=世代交代:

          「2020年6月30日にまたここで会おう」を読んで

          年収の差って結構誤差じゃねという話

          コンサルで毎年100万ずつくらい上がる年収コンサルにいると、大体毎年100万くらいのペースで給与があがる。普通にやってるとそんくらいで、優秀な人はもっと早く昇進するのでもっと早く上がる ファームによると思うけど、100万ずつくらいゆるっと上がってくのと、ポイントでグッとあがるときがある。若手から、いわゆるPost-MBAと言われるポジションに上がるときなんかだと、数百万単位で上がる 日本全体で見ると、年間での上昇率は1-2%くらいのようなので、これは結構特殊な環境だったと

          年収の差って結構誤差じゃねという話