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日光で見える山々

男体山

高さ 2486m

日本百名山の一つで日光国立公園に属しています古くから山岳信仰の対象として知られ、山頂には日光二荒山神社の奥宮が置かれています。日光表連山には女峰山、大真名子山、小真名子山、太郎山等と並びんでいます男体山と女峰山の間に大真名子山、小真名子山という二つの<子供>を抱えていて男体山の北には太郎山がある事から火山一家を成しているように見る事が出来ます。

火山

約7000年前に噴火が確認されている火山でもあります。

観光

山内に日光がございます。
日光東照宮、中禅寺湖、戦場ヶ原、日本三名瀑のひとつ華厳の滝などお楽しみいただけます。

初登頂

初登頂されたのは782年で道勝上人によって開山されました。
困難な登山で途中、大谷川を渡れなくなってしまった勝道上人を深沙大王が救ってくれたというお話(神橋)や
登山の無事を中禅寺湖に祈ったお話(中禅寺・波之利)など残っております。

男体山と赤城山の伝説

栃木の男体山と群馬の赤城山にはこのような伝説がございます。2つのお山はお互いの間にある高原、湖、沼、温泉を巡って争いを起こします。

ある夜赤城の神様は仁王に中禅寺の水を盗んでくるように命じます。
そこでは日光の仁王が待ち構えており取っ組み合いになりましたその時赤城の仁王が左手ですくって投げたのが大沼、右手ですくって投げたのが小沼と言われています。

日光の神様はお水を取り返すべく白蛇に姿を変え赤城に攻め込みますと赤城山の神様は大ムカデに姿を変えており迎え撃ちにされてしまいました。

日光の神様は白鹿に姿を変え奥州の猿麻呂(さるまろ)という弓の名手に助けを求めました。親戚である日光の神の頼みに猿麻呂は加勢する事にします。翌朝猿麻呂は中禅寺湖に攻めてくるムカデの大群に向かって弓を放ちました。

すると弓は大ムカデの左目に命中しすごすごと退散していきました

この戦いが行われた場所が戦場ヶ原、勝負がついたのは菖蒲ヶ浜、血が流れて出来たのが赤沼と言われています。

この出来事より毎年1月5日に二荒山神社で行われる武者祭りの時に赤城山方面に矢を射る儀式を行います。

また同じ日に赤城山の赤城神社では神社の扉を閉めるのです。

大真名子(おおまなこ)

標高2,376m

山名

男体山と女峰山という両親を持つ「愛子(まなご)」と言われておりまして北隣の小真名子山は弟(妹)分にあたります。

大真名子山神社

御神体:味耜高彦根命(アジスキタカヒコネノミコト)

小真名子(こまなこ)

標高2,323m

山名

大真名子山は関東広域からよく見えますが本山は女峰山と大真名子山の間に隠れてしまい
見える角度が少ない事、またその山頂標高も少し低いことから小真名子山と名付けられました。

金精山 (こんせいざん)

群馬県片品村と栃木県日光市にまたがる山
標高は2244mです。
日光山の修行僧の峰修行の路として金精峠が開かれました
日光戦場ヶ原から見ますと一部大きく崩れているのが見受けられます

金精神社

金精峠には男根の形の石をご神体と祀る金精神社がございます。

由来(金精様の伝説)

奈良時代の僧侶で「生きた金精様」といわれていた道鏡(どうきょう)の巨根が由来と言われております。

道鏡はその巨根により史上6人目の女性天皇、孝謙天皇(こうけんてんのう)にたいそう気に入られておりました。
そんな孝謙天皇が崩御後、道鏡は下野薬師寺別当に左遷されてしまいます。
大きく重い男根を持つ道鏡にとってこの旅は過酷なものでありました。
特に上野国(群馬県)より下野国(栃木県)へ動くこの金精峠越えはとても厳しいものでした。
旅の途中、道鏡はあまりにも自分の男根が大きく重くて峠で自分の男根を切り落としてしまったのだとか。
一説には孝謙天皇に捧げるつもりで峠で自分の男根を切り落としたともいわれています。

山王帽子山(さんのうほうしやま)

標高 2077m

湯泉ヶ岳 (ゆせんがたけ)

標高2332m

日光白根山(にっこうしらねさん)

栃木県日光市と群馬県利根郡片品村にまたがる標高2,578mの山です
日本百名山に数えられております。

由来

積雪すると峰が白く美しく染まる様子から白根さんと呼ばれてきました。
同様の理由で同じ名前の山が日本全国に多くございましてその区別の為に「日光白根山」としております。

草津白根山(くさつしらねさん)

群馬県吾妻郡草津町に位置する標高2,160mの活火山です。
白い山体により「白根山」という名前ですが同じ理由の白根山という山は日本全国に多くあり区別の為「草津白根山」と呼ばれます。

硫黄鉱山

戦前から1960年頃まで硫黄採取の鉱山として運用しておりました。現在も鉱山跡が残っております。
噴火にともない高温の蒸気や火山性ガスが発生し鉱山労働者に死傷者が出ることもしばしばあったとそうです。

湯釜

直径約300m水深約30m、水温約18℃の火口です。
pHが1.0前後で、世界でも有数の酸性度が高い湖です。湖水は白濁した青緑色です。

女峰山(にょほうさん)

日光市北側 に位置する標高2483mの山です。

火山

35万年前ころから噴火を繰り返しましたが
8万6000年前を最後に噴火を停止し、浸食が進み山頂はどんどん鋭くなりました。
日光連山の中で最も尖った外観でございます。
山頂の火口は約3kmほどの馬蹄形をしていて、その西の峰が女峰山、東の峰が赤薙山と呼ばれています。
名前とは裏腹に登山には大変厳しい山です。

山岳信仰 女峰山神社

修験道の修行である「日光三山掛け」の一番山として知られます。
男体山の祭神が大国主神であるのに対し
山頂の女峰山神社は大国主命の妃の一人、田心姫命(たごりひめのみこと)をお祀りしております。

赤薙山(あかなぎさん)

日光市に位置する標高2,010mの山です。
山頂に約3kmほどの馬蹄形の火口がありその西の峰が女峰山、東の峰が赤薙山と呼ばれております

由来

正しい記述は残っておりませんが山の南斜面にある薙が由来とされております。

赤薙山神社

赤薙山神社があり少彦名命(すくなびこのみこと)を祭祀する

太郎山(たろうやま)

標高2368mの日光市の火山です。
奥日光戦場ヶ原の北東にそびえている独立峰です。

由来

太郎山の南側には、霊峰男体山がどっしりかまえ、東には女峰山が優しくそびえています。
太郎山は男体山と女峰山の長男とされており太郎山という名前になったとされております。

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