ミズゴケ湿原が徐々に緑に
苔むすびの教室の庭には、3.5平米ほどのミズゴケ湿原が広がっています。このミズゴケ、冬場は枯れてしまうのですが、ようやく緑がかってきました。ちなみにトップの写真は昨年8月の写真で、6月くらいになると全体的にもりもり緑にこんな感じになります!
ただいまこんな感じ↓
「オオミズゴケ 」というミズゴケのなかではメジャーな種類の苔ですが、神奈川では絶滅危惧Ⅰ類との扱いのよう(日本では準絶滅危惧)で、ずいぶんと貴重な場所ということになるんでしょうか。野生ではないですけどね。
http://conservation.jp/tanzawa/rdb/rdblists/detail?spc=1500
”県内では3ヶ所で確認され、うち1ヶ所は安定しているが、他の箇所の危機的な状況”
”箱根町芦之湯では、かつての生育地と考えられる阿字ヶ池が砂利で埋め立てられて駐車場になっており、絶滅寸前。箱根町早雲山の大雄山箱根別院境内には大きな群落が3群落あるが、乾燥化が進行している。仙石原湿原にはかなり大きな群落が残っている。”
つまるところ、神奈川でこれだけ立派なミズゴケ群落が見えるところと言えば、仙石原湿原と、苔むすびだけ!ということですよね、多分。ひょっとしてどこかで育ててる人がいるかもしれませんけど。
実はずいぶん貴重な場所なので、ぜひじっくり見て欲しいですね!ちなみにミズゴケを譲ってくれという問合せが時々あるのですが、残念ながら、このミズゴケを生産した方との契約上、お譲りできないんですよね。ごめんなさい。