【投資哲学3】あなたの貯金減ってますよ!?
お金ってお金のまま使えませんよね。お腹がすいたからといってお金を食べる人はいないし、暇だからと言ってお金と遊ぶ人はいません。お金は必ずモノやサービスと引き換えて使用されます。つまりお金の価値はその数字(例えば100万円という数値)ではなく、どれがけのモノやサービスと交換できるかで決まります。
この考えを実際の世界に置き換えてみるとします。今から17年前の2002年ごろマクドナルドのハンバーガーは1個60円でした。2019年現在は1個100円になっています。つまり2002年当時の6000円はハンバーガー100個に相当したわけですが、2019年にはハンバーガー60個に相当します。つまり2002年から6000円を貯金していた人は17年の間にハンバーガー40個を失ったわけですね。しかし6000円という数字は変わっていないのでなかなか損をしたことに気が付きません。
これはこれから先の未来も変わることはありません。経済はインフレしていくように設計されているのだから、貯金はその数字を変えることなく価値が下がり、貯金は減っていきます。
現代の日本人は老後が心配で貯金をする若者が増えているようですが、貯金では老後になった時にはその価値を失っています。目減りする貯金ではなく、積み上げる投資をして老後に備えましょう。
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