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物件の条件をチューニング

自分にあった物件を見つけるのは、ラジオのチューニングをあわせるのに似ている。

高すぎる、(駅から)遠すぎる、狭すぎる、古すぎる、(手に負えないほど)でかすぎる。

「すぎる」「すぎる」だらけである。

あまりに頃合いのよい物件が無さすぎて、何億円もの豪邸を眺めたり、通勤圏から遙か遠いエリアの広くて安い物件を眺めて現実逃避。このままじゃ、いつまでたっても買える物件に出会えない。

現在の住まいは、都心へのアクセスも良いし、駅からもほど近い。教育環境、生活環境も整っている。が、人気のエリアだけにどうしても予算内の物件が見つからない。もしあったら事故物件か、なにか曰く付きに違いない。

そこで、駅から徒歩でなくバスではどうか、あるいは最寄り駅を別の駅にずらしてはどうか、とチューニングを変えてみる。そして実際にその場所に行ってみる。家そのものだけでなく、毎日見る風景や、利用する駅周辺も大事だと思う。

譲れない条件と、妥協できる条件も整理していく。

【我が家の場合】
通勤通学に無理のないエリア
バス利用でもいいが、がんばれば駅から歩ける範囲
アトリエにできるスペースがある
将来的に作品を置けるストックルームが必要
子供部屋と夫婦それぞれの部屋があるのが理想
 となると150㎡以上の延床面積

最初は現在の住まいからちょい離れたところを探していたが、東京を中心に弧を描くように、今住んでいる街から30度ほど東へ回転したところ(ここから40kmほど東)にある県外の街まで、エリアを拡大して探し始めた。

都心からの利便性。駅前の雰囲気。生活に必要なものが地元で手に入る商業エリア。いい感じの映画館や食べ物屋。落ち着いた住宅エリア。少し足を伸ばせば豊かな自然環境。そして手頃な物件がある。ハザードマップの確認も大事。

ここにチューニングを合わせて探そう、と思った。


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