逃した物件に地団駄を踏む
毎日の物件探索でみつけた地上3階、地下1階の物件。築年数も古くなく、延床面積も広い。掲載写真を見たところ、外装も内装もシンプルで、日当たりも良さそう。最寄り駅はまったく馴染みのないJRの駅。ちょっと歩くけど徒歩圏内。そしてお値段も良い!
まずは問い合わせしてみよう。
売主さんが居住中でお勤めしているので、見学の場合は調整が必要ですとのことで、室内360度のパノラマビューのリンクが送られてきた。
各階の間取りは間仕切りがまったくないので、4人家族で住むには改装が必要だけど、全体に明るい!そして地下室がめちゃくちゃ広い。地下室、ジメッとした湿気があるとか、ガレージで寒い暑いというのでは、アトリエにはならないし、ここを何に使っているのか、まずはそこを確認したい。いろいろ質問を書いてメールを送る。
数日後に返信がくると、なんと地下室はアトリエとして作られたものだという。なので湿気もないし、吹き抜けからの採光もある。そういうの、物件情報だけではわかんないのよ。
これはかなり理想に近い。ぜひ内見を!!と思ったところで年末年始。
売主さん住んでいるし、こんな暮れも押し迫って見学をゴリ押ししてもね、あと仲介業者も休みに入っちゃうしね。年明けにぜひ見学をさせてください、とお願いして年を越す。
年が明け、見学ご調整どうなりましたか?と連絡してみる。
そして悲しい知らせ。
年末に見学した人が、来週あたりに契約の運びとなりそうだと。
ガーン!!
ここまで理想に近づいた物件がなかったため、これにはかなり落ち込んだ。
しかも年末年始の間に、ここでの暮らしの妄想が最大限に膨らんでいたところ、パチンと弾けてしぼんだ。
そして学んだこと。
先手必勝。ちょっとでも、お!と思ったらまずは見学。
そして「購入申し込み」を先に出したモン勝ちってこと。
しかし一生に一度の大きな買い物が、そんなに即決できるものなのか。
この買い逃した物件の悔しさで、のんきな物件探索の趣味は、何段階がギアチェンジして、本気モードになった。