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祈りとは。


『祈りとは。。。。。何か考えた事あるか?』

盲目の修行僧 良叡さんが 僕の心にメッセージを

囁く。。。


  「 誰かの幸せを祈る事ですか?」

   思わず、ふっと言葉にしてみた。

『祈りとは、こころを無にして 静かに呼吸を

ただひたすらに穏やかにする事なのじゃ。』


「何かを思って祈る事では無いのですか?」


『何か、対象に向けてこころを集める事も

大切なのだが、


それだけでは無いのじゃ。』


『祈りとは 目に見えぬ 虚空 に想いを馳せながら、

己を虚しくしてひたすら 己の呼吸 に意識を合わせる事。。。』


その先は?


『その先は 己の からだの 声に 聴いてみる事じゃ。』

『何でも、かんでも、答えを聞くだけでは修行が足りぬ。。』

『お主は 聴かずとも、既にの真髄は感じておる筈じゃ!』

『お主に必要な事は 最初に全て伝えておるぞ。』


『落ち着く事なのだ。。。』


『外に多くを求めるのではなく。。内側にも目を向けて見よ。。』


『さすれば、お主の中にもう1人のお主がいる事に氣付くのじゃ。』


『お主の中に 真の師匠が おわす事がわかるのじゃ。。』


『その師匠がお主と二人三脚となって共同創造するのじゃ。』

『修行は一生なのだ。終わりなき旅なのだ。』


『磨くのじゃ。。。』


『一生をかけて磨くだけなのじゃ』

『終わりに向かって修行するのでは無いのじゃ。。』


『修行は、始めたところに向かって常に

初心に帰りながら磨くだけなのじゃ。。』

「初心忘れるべからずという事なのですね。。」


『そうじゃ。その通りじゃ。。。』

『もうわかったな。。』


『祈りとは。。修行そのもの。。』


『己の呼吸を磨くだけなのじゃ。。。。』


『目新しい知識を求めるので無いのじゃよ。。』


『お主は充分 多くの事を学んでおる。。

それを“お主のからだに聞きながら”修行を重ねよ。』


『その姿を見せる時期が来ておる もはや遅すぎるくらいなのじゃ』

『お主の並々ならぬ探究心を忘れてはならぬぞ!』

『他のものが真似する事が出来ぬくらいお主の積み上げてきた歴史が有る事を忘れてはいけないじゃ。。』


『思い出すのじゃ。。』


『その為にわしはお主の過去世としてこの時代に蘇りこうしてお主に伝えておる。。』


『自信を持って 修行を重ね磨け!!やり抜くのじゃ!!』

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良叡さんからの熱いメッセージはそこで

終わった。。。

不思議な 時間だった。。


夢を見ている様だった。。。


僕には 良叡さんがついて見てくれている。。


そう思うと 心が何処か 暖かくなる。。


そういう自分が何処か ありがたいのです。。。


不思議な不思議な 感覚。。


そういう時代が、この風の時代なのかもしれませんね。。。








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