ミスしてもOKなんて言わないよぜったい
「ミスしてはいけない」と思っていた。
「ミスは許されない」と思い込んでいた。
この思い込みは、いつからしみついてしまったのだろうか。
小さなミスが許されない環境にいた期間があったからだろう。
ただ、もういい加減その経験があったことをいつまでも引きずっていたくはない。その経験のせいにして「ミスは許されない」の思い込みを持ち続けていたくはない。
いつまでも「ミスは許されない」という世界に生き続けていたくはないので、ここらでその思い込みを手放す時期がきたのだと思う。
幸いなことに、今日はこの「ミスは許されない」の思い込みを手放すのに丁度よい感じの出来事があったので、ここに書いておくことにする。
今後、また「失敗は許されない」とか「ミスは許されない」の声が、自分の中から聞こえてきたときに、ふぁっと手放して、自由でいられるようにするために。
クライアント様への資料に一部誤りがあったことに、郵送を終えてから気がついた。
「しまった。やってしまった。なんてこった…。」
とにかく、はやく詫びを入れようと思って電話した。
すると、担当者の方は「いえいえ、1回位大丈夫ですよ。自分なんていつも失敗ばかりしてますから」と、なんともお優しい言葉をかけてくださった。
そういっていただいて、ありがとうございますと伝えると、「たべるさんでも、ミスすることがあるんだって気が楽になりましたよ」とまで言っていただいた。
ありがたい
(と、ここはひとまず、素直に受け取ることにしよう)
ついつい「1回位大丈夫ですよ」の言葉の裏側の真意を悪い方に捉えようとする自分がいる。
言葉の裏側に隠れている真意を、悪い方に悪い方に解釈して受け取る才能がありすぎる私(自虐!!)は、「1回位大丈夫ですよ」の言葉の裏側にある意味をこう受け取ろうとする。
「1回は許すが、今後1回たりともミスは許されないぞ!」という風に。
一瞬そんな風に受け取りそうになったんだけど、踏ん張って「いやいや、ここは裏面じゃなくて、表面の意味だけ、そのまんま受け取りましょうよっ!」ってもう一人の自分と戦って、なんとか表面を受け取ろうと意図した。
なんて、めんどくさい戦いをしているんだと思うけども(笑)
This is me!
これが私なんだから、仕方ない。
そういう癖がある私のことを、分かっておいて、受け入れてあげる。それで、その時にできそうな範囲で表面の意味を受け取るようにする。やさしい方の受取り方に、ちょっとずつシフトしていけたら、それでいいと思う。
そして、時にはいい感じの考え方にシフトできないときがあったとしても、自分を責める必要なんてないよ。その時は、そうか、これがわたしだもんね。と、ただ受け取めてあげようと思う。
そうやって過ごしていたら、きっと、
「こうでなければならない!!」ていう、自分で勝手に創り上げていた理想像、あるいは呪縛から、解放される日がくるよ。
たぶん、きっとそんな日がくるよ。