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【ベージュと茶色のはざまで】あきらめたら そこでほんとうに終了ですよ

お気に入りの帽子をなくしてしまった。たぶん、あの日あの時あの商業施設のあのベンチに座ったあと、そのまま忘れてきてしまったんだと思われる。
電話して、聞いてみよう。

「ベージュの帽子、キャップというのでしょうか、ツバのある帽子なんですけど。落とし物届いてませんか?」

係員「お調べしますね。
   
   
9/1でその場所にあった落とし物は茶色の帽子  
だけでしたので、届いていませんね。」

私の心の声
んーと、、、
えーっと、いや、それたぶん私の帽子だなっ!と、直感が言う。大きな商業施設の中の、日付と場所が合ってて、茶色の帽子って、たぶんそうだろう。表現のちょっとした違いであって。

このまま、あぁそうですか、なんて引き下がってはいけない!!! 諦めたらそこでほんとうにそこで試合終了しちゃうやつだー!!! あきらめるなー!!!

係員さんの心象を悪くしないように、できる限り低姿勢で、決して感情的にならずに、たんたんと、もっと具体的に伝えようじゃないか。

「えっと、茶色といえば、茶色の帽子なんですけど、、、アルファベットで、ケーエーあーるあーるアイえむオーあーると書かれてませんか??」

係員「・・・・・・・。


  実物見て確認しますね。


  (帽子を取りにいく間があく)



  karrimorとありますね。これですかね?」

「はい!!! 間違いありませんっ!!!」


ベージュと茶色の狭間で揺れたわたしのお気に入りの帽子は、こうして無事に帰ってきた。見つけて預けてくださった方、関係者の皆様、ありがとうございました!!!

暑くて帽子ぬいで、室内の涼しい場所のベンチにおいてっちゃったんだ。暑さでやられてたんだな。

ベージュと茶色の狭間で揺れた帽子


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