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Other Scenes 関根奈々葉
カメラを愛する皆さん、ごきげんいかがでしょうか。カメラと写真のWebメディア『MARSH』の連載「カメラ・シーン」、アイドルグループ・夢みるアドレセンスから登場いただいています。今回は関根奈々葉さん。
六本木は20代後半から30代までの十数年、青春時代を過ごした街です。自由が丘から引っ越してきて事務所を持ち細々と写真の仕事をしていました。その間じつにいろいろな経験をしました。いまでも愛着ある場所で、街のそこかしこにあの頃みていた夢の欠片が落ちているようです。
「メンバーの中で一番大人っぽいので六本木に合うと思う」とのことで所属事務所から推薦していただいた関根さん。幼い頃からダンスが好きでアーティスト志向が強く韓国でK-POPのレッスンも受けたことがあるメンバーでもあります。
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街はどんどん変わっていきますよね。檜町の防衛庁は東京ミッドタウンになって、WAVEは六本木ヒルズができて跡形もない。でもミッドタウンの敷地内には防衛庁に植えられていた約140本もの木々が緑地として、毛利下屋敷跡の石組溝の石は擁壁として残っています。WAVEはなくなったけれどポートフォリオ用の台紙なんかをよく買いに行った画材店ラピスはぎりぎりの位置でそのままです。待ち合わせによく使ったカルチェ六本木はその後何度もテナントが変わって今は SHAKE SHACK になっているけれどうなぎの寝床みたいな店舗のレイアウトはあの頃のまま。
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そして HARD ROCK CAFE はそのまま健在であの頃私はいつかここを背景に誰かを撮りたいな、なんて思っていたんです。でもなぜかずっとそういう縁がなくて六本木を離れてから20年後の夏にそこでレンズの前に立ってくれたのが夢みるアドレセンスの関根さんというわけです。
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この日は昔しょっちゅう通ったラーメン屋さん味くらべや 、WITH があった芋洗坂から始めて夜暗くなるまで撮り歩きました。
街は変わっても痕跡が残りますね。私たちも生きた痕跡を残したくて歌をうたったり写真を撮ったりしているのかな。
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model:関根奈々葉/夢みるアドレセンス
タンバリンアーティスツ所属