ぱんちゃん璃奈「試合より鼻の手術が怖いです(苦笑)」 6月10日、REBELS.61一夜明け会見PART1 吉田英司、炎出丸、ぱんちゃん璃奈、与座優貴、千羽裕樹、老沼隆斗
「REBELS.61」一夜明け会見~2019年6月10日
出席選手のコメント
6月10日、東京・トレーニングキャンプ吉祥寺にて「REBELS.61」の一夜明け会見がおこなわれた。
以下、出席者のコメント。
吉田英司(クロスポイント吉祥寺)
(REBELSーMUAYTHAIスーパーウェルター級リーグ・第2戦で津崎善郎に1RTKO勝ち)
右ヒジはトレーナーと練習しててたまたま入った。練習してたことを全然出せなくて、会長に「試合も盛り上がってない」と言われちゃったんで、第3戦を盛り上げられるようにしっかり準備します。
炎出丸(クロスポイント吉祥寺)
(ダイナマイト柿崎に判定勝利)
倒すことを考えてずっと練習してきたことと、スロースターターを改善するためのトレーニングをして、アップの時点から体の反応が良くて、それが試合に出たのかな、と思っていて。それが一番の収穫だな、と。
(今後の目標は?)REBELS初期から出ていて、今が一番盛り上がってます。僕の選手生活もそう長くないので、最後にREBELSをバックアップできるような試合をして「ここまでやってたんだぞ」という思いで最後はやり尽くしたい。
(KNOCKOUTのトーナメントに刺激を受ける?)それはありますね。昨日も大野貴志選手とKING強介選手の試合は盛り上がっていい試合で、大野選手は気合いが入っていい選手だなと思ってたんですけど。今回新しいトレーニングに手応えを感じたので、継続してやってみて、もっと次にいいパフォーマンスが出来たら、チャンスがあればまたやりたいな、というのはあります。
*36歳の今も進化を求めて、新たなトレーニングに挑戦する炎出丸。インタビューはこちら ↓ ↓
千羽裕樹(スクランブル渋谷)
(REBELSvs新日本キック対抗戦・先鋒戦で瀬川琉に2RTKO勝利)
昨日の試合のテーマは「強い気持ちを持って戦う」。その理由は3つあって、1つ目はホームのREBELS代表として絶対負けられない。2つ目は最近不甲斐ない試合が続いてて自分の中のモヤモヤをすっきりしたい。3つ目は瀬川選手がツイッターで「やりたい」と名前を出されて、半分は嬉しい気持ちと、半分は「俺のことを踏み台にしようとしてるんだ」と燃える気持ち。
(試合については)
最初に自分のパンチが当たって「しっかり当たれば倒せるな」と思ったのと、向こうのパンチは見えてたので「大丈夫だな」と余裕はありました。増田会長からも気持ちの部分は特に言われてたので、そこの変化はあったと思います。
やるからにはベルトが欲しいです。REBELSのベルトを獲りたいと思ってます。
(瀬川選手が2R目から失速)
自分が何で倒したかも分かってなくて(笑)。
山口代表「2Rのタテヒジですね。あれはダウンです。スリップと取られてたんですけど、あの後からボーっとしてました」
頭も腹も効かせてはいたと思うので、自分でも何で倒したかは知りたいです。瀬川選手は自分より一回り下で、若さと勢いを殺すのがテーマだったのでそれは出来たかな、と。
ぱんちゃん璃奈(STRUGGLE)(パク・シウに判定勝利)
ばっちりメイクしてくる予定だったのが「鼻が折れてる」と言われて、カモフラージュで眼鏡をかけさせていただいてます(笑)。
昨日は8月のKNOCKOUTも掛かってて「絶対に勝たなきゃいけない」という思いがあって、デビュー戦よりプレッシャーあって。相手も強くなってるのでとにかく勝つことだけを考えて試合しました。組みの展開が多くて面白くない試合になったと思いますけど勝ててホッとしてます。
技術面は全然出せてなくて反省点が多いですけど、自分よりも実力ある選手に勝てたことが今回は一番大きいかなと思うので。もっと違う課題を見つけて頑張っていきたいと思います。
(鼻の骨折は?)昨日の1R目です。バッとぶつかって、鼻血が出たので「やっちゃった」と。でもアドレナリンがすごく出てて痛みはそんなに感じなかったです。
(相手のバッティング(頭突き)ですよね?)私も前に行っちゃってたので、お互いのバッティングですね。私の身長が高かったのでたまたま鼻に当たって。1ラウンドの終わる前に当たって、インターバルで「大丈夫?」と聞かれたので「バッティングがとても痛いです」と正直に答えちゃいました(笑)。
(レフェリーにはアピールはしなかった?)故意ではないので。お互いに前に出ているのでそれは仕方ないかな、って。
(1R2分が短くなかった?)パク・シウ選手が手数を出す方じゃないので、見合ってる時間と組みの展開が長くて、1ラウンドが一瞬で終わって「え??」って。2分3ラウンドやっても、全然息切れもしてないし体力も全然残ってて、足りない、あと1分欲しい、って思いました。倒せてないのでアレなんですけど、3分3ラウンドで一度やらせて貰えたらな、と思ってます。
山口代表「次の試合から女子も3分3ラウンドでやります」
本当ですか。頑張って体力つけたいと思います!
(明日、鼻骨骨折の手術)はい、試合より怖いです。「すごい痛いよ」「ホントに痛いよ」とイカツい格闘家の先輩方が言うんですよ(苦笑)。試合に勝ったから心はハッピーなんですけど、鼻が曲がったことも全然いいんですけど、痛みだけが怖いですね。憂鬱になってます。頑張ります!
(今回、総合の選手)
あんなに距離を取る選手は初めてで、映像を見てなかったら負けてたと思います。10戦も映像があったので、会長と毎日見て「ローを蹴るのとパンチで来ること」だけを気をつければよかったので。ローは全部カットとスウェーで。ホントはヒザの連打で倒す予定でずっとヒザを練習してたんですけど。組みついてくるのは予想通り。でもあそこまでグッと近い距離に入られるのは予想してなかったので。もう少し上手く出来たかな、と思うんですけど。
*ぱんちゃんの経歴やキックボクシングを始めて、ハマっていった様子が分かるインタビューはこちら ↓
与座優貴(橋本道場)
(耀織に判定勝利)
昨日は試合前から注目して貰って、会見でも「倒す」と威勢のいいことを言ったのにも関わらず、最悪の内容になって今でも落ち込んでます。倒すと言ったら有言実行していかないといけないと思ってるので。結果は勝ったけど、気分的には負けたような気持ちでいます。
まずはしっかりと昨日の試合で出た課題を明確にして、毎日練習に取り組んで、次戦はしっかり進化した形を見せていけるようにしたいと思います。押忍。
(試合後、負けたような顔。何が計算違いだった?)
そうですね。えっと……。武器の左足を痛めてて、オーソドックスで練習してたんですけど。試合の距離感が上手く掴めないまま、どんどん進んでいって。あんまり覚えてないんですけど、全部狂いました。
(試合後、橋本会長からは何と?)
1時間ぐらいずっと泣いてて。師範には動画を撮られていじられて(苦笑)。勝ちと負けじゃ天と地の差だと思うんで、あの内容でも勝ちは勝ちなんで。そこはよかったですけど、プロなので内容が伴ってないと。いろんな意味でいい経験になった試合でしたね。
(公開練習ではバンバン蹴ってたが?)
いや、あの時も痛くて(苦笑)。2戦目の二段蹴りでおでこを思い切り蹴っ飛ばして、あれからスネを痛めてずっと使えなくて、道場の地獄のような追い込みも全然出来ずに迎えてしまって。不安とかプレッシャーを初めて感じて、案の定、1ラウンド目からスタミナがヤバくて。きつい中で多少首相撲を出せたかなと。それ以外は話しにならない内容で、今後はケアや体調面も気をつけないといけないと思いましたね。
最後、いいですか? 「怪我して苦戦した」みたいな言い方になってしまったんですけど、純粋に耀織選手も強くて。あれだけ言い合ったので一筋縄では倒れない気持ちも感じたんですけど。怪我がどうとかじゃなくて、耀織選手が強くて、自分の経験不足が出てしまった試合でした。あと、試合後に挨拶に行ったんですけど普通にいい人でした。押忍。
山口代表「千羽選手は7月に他団体で試合が決まってます。ぱんちゃんと与座選手は8月大会にオファーしてます。ぱんちゃんの対戦相手は後日発表となります」
老沼隆斗(STRUGGLE)
(REBELSvs新日本キック対抗戦の大将戦で、空龍に判定勝利)
対抗戦の大将戦で無事に勝つことが出来て。アップの時からキレキレで、いい蹴りも蹴れてたんで「今回こそ後楽園でKOしたい」と思ってたんですけど、また逃してしまって。でも、成長した姿は見せられたのかなと。これからもっと努力して、チャンピオンとして成長した姿を見せたいと思っています。
(空龍選手と戦ってみて)
自分のペースに持ち込んで、1、2Rはペース獲れたんですけど、3Rの頭に距離を変えて戦い方も変えてちょっとアグレッシブになって、その距離に応じちゃったんで3Rの頭は自分の動きも良くなかった。でも距離を修正して対応できたんで。空龍選手も対応力あって、これからどんどん強くなっていくんだろうな、と。
(今回の調整は)
いつもとそんなに変わらないですけど、転職して環境も変わって、練習ももっと出来るようになって、充実した練習も出来たので。疲労もしっかり取れたので。調整も上手くいって、水抜きもスムーズにいって、体調はすごく良かったですね。
(鈴木会長からの評価は?)
「倒せたな」「ローキックをもっと蹴っていけばよかった」と。ただ褒められることも多かったですね。
(対抗戦の雰囲気は?)
自分の前の高橋選手と大谷選手の試合がすごい盛り上がりで、熱気を感じました。だから「しょっぱい試合は出来ないな」と気が引き締まったというか。自分がここでしっかりと締めてREBELSチームの勝ちにしようと。
(今後のキャリアプランは?)
具体的に誰とやりたいがあるわけではないんですけど、山口代表と鈴木会長が用意してくれた相手とどんどん戦っていきたいですし、REBELSを代表して日本の外、世界でも戦っていきたいんで。チャンピオンになったから落ち着くとかはなくて、これからも挑戦の連続で、どんどん強い相手とやっていきたいと思ってます。
(8月のKNOCKOUT参戦アピールはいいですか?)
倒せなかったんで、デカい口は叩けないんですけど、使って貰えば、自分は華があって強いんで、売り出しやすいかな、と思うんで。もしよかったらお願いします。
山口代表「老沼選手の今後の試合は鈴木会長と話してまして、選手が飛躍するきっかけになる試合が組めれば、と。後日発表します」
↓ ↓ 老沼隆斗インタビュー。19歳の初インタビューと20歳のREBELSーMUAYTHAI王座戴冠後のインタビュー。顔も雰囲気も変わりましたねー
(PART2に続く ↓ ↓)