【日商簿記検定3級】独学で受かるためのおすすめテキスト3選
こんにちは!今回は日商簿記検定3級について取り上げてみたいと思います。3級は簿記の入り口とはいえ借方、貸方といった簿記特有の用語が出てきて勉強する者を苦しめます。また多忙で資格の学校などに通うことができない方も多くいらっしゃると思います。そのような方のために簿記検定3級合格に向け、独学で学習される方にオススメの書籍を3つご紹介したいと思います。
①みんなが欲しかった! 簿記の教科書 日商3級 商業簿記 第8版 (みんなが欲しかった! シリーズ)(TAC出版)
こちらの本は簿記初心者の方がつまずきやすい簿記特有の用語を読者目線で嚙み砕いて分かりやすく解説している良本です。簿記検定3級が初受験で、ゼロから独学で学習を開始された方にオススメの書籍です。この本の「これならわかる」コーナーでは図や人物などで視覚的に分かりやすく取引やその会計処理について解説しています。カラーで書かれてあり頭に入ってきやすいのも非常に良い点です。また、巻末の取り外し式別冊には、「重要仕訳」を118個収載してあり、抜き出して持ち歩いていつでも覚えることができるため、試験直前にこの部分を詰め込みで暗記してしまえば、何とかなる!という至れり尽くせりの書籍です。
②合格テキスト 日商簿記3級(TAC出版)、合格トレーニング 日商簿記3級(TAC出版)
こちらもTAC出版から。(TACの回し者ではありません。)簿記学習の基本は「テキスト→問題集→テキスト→問題集」のルーティーンですが、このルーティーン学習も良質なテキストと問題集でなければ成り立ちません。言い換えればこのルーティーンをしっかりとこなすことが簿記学習の王道であり合格への近道です。このテキストと問題集をこなしていけば確実に合格レベルまで引き上げてくれるという点で非常に安心感のある書籍です。一方でこちらの注意点は、テキストと問題集の2冊をこなす必要があるので、ボリューム感があります。またカラー印刷も少なく、図や解説も丁寧さや分かりやすさはそこまでなく若干堅苦しい印象もあります。どちらかというと経験者向けで「3級はもう落ちられない!」という方向けです。この2冊をこなしておけばまず落ちることはないと思います。
③Let’s Start! 新しい日商簿記3級 テキスト&問題集 2020年度版(講談社)
王道のあとは少しトリッキーな良書のご紹介。こちら①でもご紹介した滝澤さんの著作ですが、内容は大きく変わっています。初心者の方にも分かりやすく簿記を解説するという意味では同じコンセプトですが、読者へのアプローチは全く異なっています。例えば勘定科目にキャラを設定(ex現金さん、売上くん)するなど、読者に親しみやすく覚えやすい工夫を施しています。それでいて問題編ではしっかりと本番を想定したトレーニングもできるようになっており、わかりやすくかつ実践的な良書となっています。若干トリッキーな要素もありますが、初めて会計を独学で勉強するという方にオススメです。
【まとめ】
正直簿記学習の基本は「習うより慣れろ」、「量質転化の法則」だと思っています。実際に簿記の成績は勉強した時間に比例しやすいです。ですが白黒で見ずらく、解説が薄く、図がなく取引フローが見えずらいといったテキストや問題集では勉強することに余計なストレスがかかり、また勉強するハードルが上がり効率的ではありません。カラー印刷で、図が豊富な見やすいテキスト、問題数が多く解説も丁寧で実践的な問題集を使い、しっかりと量をこなして学習することが、結局は最短で合格する秘訣だと思います。簿記検定は独学でも十分合格可能です!覚悟を決めてしっかり勉強しましょう!必ず合格できます!