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田坂広志さんの新著『能力を磨く AI時代に活躍する人材「3つの能力」』で我々が今するべきことが分かりました

田坂広志さんが4月18日に新著『能力を磨く - AI時代に活躍する人材「3つの能力」』を上梓されました。

田坂広志さんが新著を上梓されると、毎回、私のために書いてくださったのではないかと驚くほどシンクロニシティを感じてきました。今回も、まさにいま私が取り組んでいるテーマでした。貴重な本をありがとうございます。

私は毎日、社会人の方とキャリア面談をしています。「人生100年時代と呼ばれる中、自分のキャリアをこれからどうすればいいのか?」というお話をしています。書籍や雑誌では「知的職業の半分が、AIによって仕事を奪われる」という情報が飛び交っており、学生も社会人も不安な気持ちになっています。そのような中、自分らしく活き活き活躍したいと願う社会人のサポートをしてきました。

これまで私は大学生のための就活支援やキャリア支援をしてきましたが、昨年の2月7日に脳出血で倒れて5月10日に退院するまでの92日間に、お見舞いに来てくれた社会人がみんな自分の将来やキャリアに悩んでいました。一緒にこれからのキャリアを考えて、会うべき人を紹介することをしていました。すると、いろんな方の人生が良い方向へ動き出しました。右半身付随で車椅子生活であっても自分が誰かの役に立てることがあると分かりとても嬉しかったことを覚えています。病室で報告メッセージを読んでいて「社会人が自分らしく活き活き活躍するサポートをすること」が私の果たすべき役割だと確信しました。

田坂広志さんは、いまの時代に大切になってくるのが、AIに淘汰されることのない「人間だけができる仕事」「人間だけが発揮できる能力」だと語っています。ダボス会議などに集まる世界の専門家は、「クリエイティビティ」「ホスピタリティ」「マネジメント」などの能力を挙げているそうです。

退院してこれまでの約1年間の活動を振り返ると、『能力を磨く - AI時代に活躍する人材「3つの能力」』の中で田坂さんが語られていることをいろいろとやってきました。退院後、自分にできることの模索が始まりました。

退院して程なく、私の10年来の仲間の松田さんと再会することができました。松田さんが主宰されている「ソーシャルイノベーション・クリエイティブシンキング講座」の説明会に参加をして、惹かれるものがありました。このコミュニティでクリエイティビティを学びました。

退院後、色々なご縁で、様々なコミュニティに参加させていただくようになりました。コミュニティで仲間と触れ合う中で、ホスピタリティの能力が磨かれて行きました。11人の社会人と大人の夏合宿を開催しました。そのころ、Zoomを使ってオンラインで社会人の悩み相談を受ける活動をにスタートしました。

9月に構造構成主義を体系化した西條剛央さんとご縁をいただきました。10月から1月まで早稲田大学MBAの授業にTA(ティーチング・アシスタント)として参加をしました。さらに1月30日から3月20日まで毎週水曜日エッセンシャル・マネジメント・スクール(EMS)のゼロ期 特別講義「本質行動学特論〜Essential Managementのエッセンスを身につける」で学びました。

「先生は、助教授になることが決まり、講義を担当することになったとき、寄席に通って、落語家の話術を学んだのですよ」(P134)という田坂広志さんが話術と文章術を学んだ教授のエピソードがあります。私もいろんな方に「落語を聞くといいですよ」と伝えてきたのですが、これからも落語家の話を間近で何度も聴きながら、話術のコツを掴むことをこれからもお薦めしたいと思います。先日もEMSの落語部に所属して先週は講談師真打 神田京子さんの講談ワークショップに参加しました。

私が毎日行なっている社会人の方とキャリア面談でやっていることは「聞き届け」(P209)であることも分かりました。ただ「聞く」のではなく「聞き届ける」と不思議な事が起こることを日々体験しています。私が関心を持って具体的にアクションしてきたことを新著を拝読しながら振り返ることができました。

多くの人が「AI失業」を語るが、誰も「対処法」を教えてくれませんでした。この新著で田坂広志さんが具体的に何をすれば良いのか、教えてくださいました。学んだことを活かして、自分の活動をさらに高めて行きたいと思います。

これからのAI時代、我々が「活躍する人材」になることをめざすのであれば「職業的」「対人的」「組織的」の3つの能力をしっかりと身につけ、さらに高度な能力へと磨いていくことが求められます。そして、この「3つの能力」の中でも、人間だけが発揮できる高度な力として「6つの力」を挙げ、この「3つの能力」と「6つの力」を身につけ、さらに磨いていくための、具体的な技法を語られています。

「心のマネジメント」と「成長のリーダーシップの力」という、決して AI によって置き換えられないことのない人間だけが持つ最高の能力をこれからも学んで行きたいと思います。『能力を磨く - AI時代に活躍する人材「3つの能力」』を読んだ仲間と語り合って見たいと思います。

 ◆『能力を磨く』 目次概要◆
 序 話  なぜ、いま、能力を磨かねばならないのか
    - 新たな能力の開発が求められる「3つの理由」
 第一話 「知的職業」の半分が失業する時代が来る
    - 誰もが「AI失業」を語る、しかし
      誰も「対処法」を教えてくれない
 第二話 「学歴社会」は、すでに崩壊している
    - 「高学歴」の優秀な人材ほど、AIに敗れ去る
 第三話  AI時代に求められる「職業的能力」とは何か
    - 「知識の修得力」よりも
     「智恵の体得力と伝承力」を身につける
 第四話  AI時代に求められる「対人的能力」とは何か
   - 「言葉のコミュニケーション力」よりも
     「言葉を使わないコミュニケーション力」と
     「体験的共感力」を身につける
 第五話  AI時代に求められる「組織的能力」とは何か
   - 「管理のマネジメント力」ではなく
     「心のマネジメント力」と
     「成長のリーダーシップ力」を身につける
 終 話 「AI失業」という危機は、能力を磨く絶好機
   - 「危機」を「好機」にするための「6つの力」
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