「家庭を壊さないために、僕が始めた働き方改革」


私は建設業で働いており、毎日忙しく、平均して夜21時から22時に帰宅します。休日出勤や昼夜続けての勤務も頻繁にあり、月に何度も家を空けることがあります。正直、自分の仕事量にはある程度自信がありますし、頑張っているつもりでした。しかし、ある日、家での出来事が私に「このままではいけない」と気づかせました。

その日も夜遅くに帰宅しました。ドアを開けると、家の中から妻の怒鳴り声が聞こえてきました。子供たちがリビングで縮こまる中、妻は「なんでいつも言うことができないの!」と怒鳴り続けています。疲れて帰ってきた私は、その光景を目の当たりにして、「またか……」とため息をつきながら部屋に入りました。

すると、今度は私がターゲットになりました。「あなたが家にいないからでしょ!全部私がやらなきゃいけないのよ!」と、1時間近く文句を言われ続けました。最初は謝るつもりで聞いていたのですが、疲れ切った心と体では耐えきれず、つい言い返してしまいました。その瞬間、妻はさらにヒートアップし、部屋中に怒声が響き渡りました。

子供たちも泣き出し、私自身も限界でした。「なんでこんなことになっているんだろう……」そんな虚しさがこみ上げてきました。

でも、その日の夜、布団の中で冷静に考えたときに気づいたんです。妻も、本当は怒りたくて怒っているわけじゃない。彼女だってストレスを抱えて、限界に達しているんだと。そして、その原因の一つが、私が家にいないこと。

忙しい仕事に追われ、家のことを任せきりにしていた私が、妻に負担をかけていた。自分では「家族のために働いている」と思っていたけれど、その働き方が家族のストレスを生んでいたんです。

だから私は決意しました。このままでは家族が壊れてしまう。働き方を見直し、まずは自分が変わろうと。働き方改革といえば「休みを取る」「効率よく働く」といったことが強調されがちですが、私にとっては、家族と向き合うための改革でもあります。

今は、仕事を減らせる方法や効率化を考えながら、少しずつ妻や子供たちと過ごす時間を増やすようにしています。まだ道半ばですが、同じような悩みを抱える方がいれば、ぜひ意見を聞いてみたいです。皆さんはどうやって家庭と仕事のバランスを取っていますか?

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