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蹴りの引き上げが苦手な人の対策
こんにちは。
空手トレーナーこじろーです。
蹴りはポイントも高く有効な技ですが、使い方次第ではモーションも大きくなりやすく、失点のリスクも高いです。
では蹴りの引き上げのスピードにおいて重要な筋肉はどこになるかというと腸腰筋です。
しかし、腸腰筋がしっかり使えるかどうかの違いを分けるさらに細かな要素があります。
今回は蹴りが苦手な方はかなり当てはまる内容となると思うのでぜひ最後までお付き合いください。
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蹴りの引き上げに必要な筋肉は腸腰筋
ご存知の方も多いと思いますが、蹴りの抱え込みの動作は腸腰筋という、お腹の辺りにある筋肉がメインで使われます。
腸腰筋が使われることで、体の近くに素早く足を引き寄せることができて、軌道も調整がしやすくなります。
蹴りをする上では欠かせない筋肉といえます。
腸腰筋が機能しにくい原因は骨盤との関係性
そんな重要な筋肉の腸腰筋ですが、使える人・使いにくい人が存在します。
トレーニングやご自身の意識で改善するパターンもありますが、中には自力では改善しにくい選手もいます。
それが骨盤と股関節の位置関係が適正でないパターンです。
どのような状態かというと、
本来は存在する骨盤と股関節の隙間がなくなり、詰まってしまっているパターンです。
腸腰筋は腰骨から、股関節にかけて付いています。
腸腰筋のゴールに位置する股関節が骨盤とくっつくようになっていると本来であれば行われる、股関節の動作がロックされて制限されてしまいます。
また筋肉のスタートとゴールにあたる、腰骨と股関節が近づくことで、筋肉の張力も失われて機能しにくくなってしまいます。
それでもどうにか脚を持ち上げようとして、
・上体を倒す
・骨盤を後傾させて脚を前に出す
などの動作に繋がっていきます。(いわゆる大きなモーション)
改善には骨盤と股関節の独立した動きが重要
改善するには、骨盤と股関節を別々に動かす能力が必要です。
私のパーソナル指導を受けてくださっている方も、骨盤と股関節の独立性を出して、さらにポジションを整えることで、今まで使えなかった前蹴りが使えるようになりました。
同じアプローチはできませんが、再現性のあるセルフ調整を紹介しますので、是非やってみてください。
股関節と骨盤の独立
股関節は球関節になっているので、元々は動きやすい関節です。
その関節をはまっている向きに合わせつつ、左右に捻ります。
そうすることで股関節、骨盤周りの筋肉がほぐれて少しずつ動きが出るようになります。
イメージがつかない方は下記の動画を参考にしてください。
⭐︎蹴りが上がるようになるセルフケア方法
日々繰り返すことで、股関節と骨盤の独立した動きが習得できてきます。
あとは蹴りの練習をするだけです。
今までとは違った感覚で蹴りが出せるようになると思います。
まとめ
今回は蹴りの引き上げを行う上で重要な腸腰筋について。さらに腸腰筋を最大限使えるようにするための骨格からのアプローチを紹介してきました。
身体の根本を見ていくと骨格の状態は欠かせないポイントです。
色々やってみても改善しないクセがある場合は、骨格からも身体を見直してみる習慣をお勧めします。
最後までお読みいただきありがとうございました。