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【335日目:毎日ご質問回答】うつ病、精神薬、お酒を飲みすぎて、がんになり亡くなった身近な人に何が出来たのでしょうか。

ご質問ありがとうございます。

いやー分かります。心に空いた寂しさという穴のような感覚をお酒で埋め合わせをしようと試みた長い時間が私にもありますから。その上で2点伝えたいことがあります。
①出来たではなく、出来るに変えたい。
②私がお酒をやめたきっかけ
出来るだけかみ砕いて、お伝えしていきます。

①まずこの質問を、少し変えたいです。出来たではなく、出来るにしたい。まだ、特定の科学者が理論を考えている段階に過ぎませんが、進化論の一つの学説に利己的な遺伝子理論があります。簡単に言うと視点が違います。遺伝子の視点に立つと、宿主である生き物を動かし、自分の複製を次世代に残すための行動をさせているとも解釈できます。それが1976年に動物行動学者で進化生物学者であるリチャード・ドーキンスさんが『利己的な遺伝子』という本の中で、提唱した理論です。

その中で、遺伝で複製されるDNA視点に立つと、ジーン(gene:DNAの遺伝子)とミーム(mene:人間間で模倣される模倣子)という概念があるのではという提案です。画期的ですよね。私はこの学説を実感としても支持しています。前々から思っていたのですが、もちろん大好きな相手に恵まれて、じぶんのDNAの複製の遺伝子を持つ個体を作り出すことも本能に刻み込められているので、そういった意味でしたいです。しかし、じゃあ子供を作らなくなった後の人間はみんな絶望の淵にあるのかといえば、そんなことは全くない。我々には人間関係で模倣しあうミームがある。そういった意味では、死ぬその時まで、誰かに何かを伝えられる人間であり得るわけです。何て、愛情深い学説だろう。

だから、あなたの身近な人がご質問のような原因で亡くなったという過去があったとしても、何が出来た?を考え、同じように悩んでいる人に自分の持っているニームを分けてあげればいい。そうやって、人間は絶滅することなく、生き残ってきたわけですから。

②私が5年前にお酒を一切やめたのは、生命的な危機を感じたからです。それまでは、ストロングチューハイなどをたっぷりと飲んでいるような生活でした。しかし、ある晩寝ていたら、寝ている最中に今までに感じたことのない頭痛が突然したのです。今考えれば、飲酒と発汗による急激な脱水症状だったのかなと思います。その30分くらいの間、おーー俺の人生ここで終わるのか。く、悔しい!という思いになりました。その自分にとっては死にそうな状況下で曇っていた視界が開けた感覚がしました。もう少しずつ死んでいく茹でガエルのままでいるのはやめよう。俺にはまだ、ジーンもニームもすることができる五体満足な体があるじゃないか。まずは昔を思い出し、運動習慣から始めようと思い、運動を習慣にするにはと一喜一憂を繰り返して、今に至る、そんな感じです。

あなたには身近な人をどうやったら、前向きにすることができただろうという課題がありますね。それを自分の人生の課題だと心底考えるなら、同じような悩みを持つ方に対してニーム的アプローチをすればいい。わたしも自分のできるニーム的対話を毎日繰り返します。それが5年前に私が心に決めたことですから。

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