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#1 世界をもっとクイアに

気づいたら2024年も4月中旬に達しようとしていて、新年の抱負の進捗具合はいかがなものですかという声も聞こえる今日この頃。年始の年が明けたばかり頃はどうにもやる気に溢れていて、今年はもっと映画をみる、本を読む、行ったことのない国を訪れるなど、いろいろ目標を掲げては見たもののイマイチどれもパッとしなくて、昨年と変わらない日々が続いている。

そういえば、年が明ける前のクリスマスの頃は、ウクライナやパレスチナ情勢もあり、来年こそは世界平和を祈るメッセージが友人たちの間でも行き交っていた。ウクライナやパレスチナといった新しく発生する人道危機は、その危機的状況自体がそもそも許されないものだからもちろん賛同するわけだけれども、普段からロヒンギャ問題に関わっているものとしては、その他の地域ですでに起きている人道支援に与える影響が大きすぎるものだから、本当になんとかしてほしいと思う。

一方。祈ってばかりということにも物足りなさを感じていた時に、パレスチナで働く友人の一人が、「世界に平和を」という文章に加えて、「世界にもっとクイアを」というメッセージを、グループチャットで投稿していた。クイアとはなかなか難しい言葉で、何を指しているのかは分かりにくかったりするけれど、世界平和にクイアが必要というのはある意味言い得て妙だと思った。

世界平和や気候変動、ジェンダー平等といった問題って、問題自体があまりにも複雑すぎて、その問題の解決を図るためには、既存のアプローチを超えた、本当により多様な人々の視点や経験、知識が求められていると思う。女性、平和、安全保障アジェンダに対する理解もなかなか広まらない世界だけれど、クイアな視点というのは平和構築や紛争解決といったフィールドにおいてももっと可視化されて良いのではないか。

友人のちょっとした言葉に発言されて「世界をもっとクイアに」も今年の目標の一つに入れたのだったというのを最近思い出したので、ここに記述して残すことにした。あと、今年はもっと文章を書くようにするというのも、年始に誓った目標の一つだったので、なんとか今年中にNoteに100個の記事を掲載するようにしたいな。


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