物の価値
斬舞踊のMVの途中経過が公開されましたね!
凄く楽しみです!絶対カッコいい!間違いなくカッコいい!!
さて本題です。
今日は「NFTという新しい技術がおもしろい」という話をしようと思います。
●価値という幻想
お金ってなんなんでしょうね。
だって、ただの紙切れです。それが価値を持っています。
例えば、どこぞの知らない国のお金を手渡されたとします。
お金と言われずに手渡されたらただの紙切れですよね?
価値があるのかどうかもわからない。
もしかすると1枚で100万円くらいのレートのお金かもしれません。でもそれを知らなきゃ、おもちゃかと思って捨ててしまう可能性もあります。
お金って、多くの人が(世界中殆ど)1万円札を1万円として認識しているから価値が生まれるんですね。
1万円札を古代人に渡しても食べ物とは交換してくれません。価値として認めてくれないからです。
乱暴な言い方をすると、現代人は皆お金に価値があるという幻想を抱いているから価値が生まれているという事です。
これはお金だけでは無かったりします。
ゴッホの絵が素晴らしいと言った人がいます。
それに賛同する人が出てきました。
1人、2人・・・10人・・・・100人。
素晴らしいと思い始めた人は、そんな人ゴッホの絵を所有したいと思い始めます。そのことによりゴッホの絵に価値が生まれます。
今では、世界中の人が価値があると思い込んでいます。
それによって、「ゴッホの絵=すごい価値がある」という図式が出来上がります。
全ての物がそうなんです。
僕のバイク屋で扱っているバイクもそう。
もう生産されていない希少な昔のバイクでも価値のあるものと無いものがあります。
価値のあるものは、皆がこのバイクは価値があると言って所有したがるから価値が上がります。でも、同じ絶版の希少なバイクでも見向きもされないバイクは価値が上がりません。
要はこれがブランドの正体で、ルイヴィトンのバッグは世界中の人が価値があると思い込んで、世界中の人が所有したいと思っているから万国共通の価値があるという事です。
●NFT(ノンファジブルトークン)
最近凄く気になっている話題があります。
NFT(ノンファジブルトークン)というらしいです。
何でも、ブロックチェーンをつかった新しい技術?仕組み?みたいです。
昨年くらいから騒がれ始めてて、ここ2週間位過熱しています。
ブロックチェーンというと、仮想通貨が有名ですよね。
今、ビットコインが凄いことになっていますね。これもさっきの皆が幻想を抱いているから。
今まで、「仮想通貨=怪しい」という概念の人が多かった中、徐々に「意外とまともなんじゃね?」っていう人が増えてきて価値が上がってきました。
今年の頭にテスラ社がビットコインに15億ドルの投資をしました。その結果「テスラみたいな大企業が買うなら安心」という人が増えてさらに急騰しました。ビットコインに価値があるという幻想が多くの人で共有されたからですね。
僕自身は今現在、そこまで仮想通貨に対してそんなに興味を持てていません。が、数年後には世界共通の通貨になっている可能性も否定できないなと思っています。
それよりも僕が興味があるのはNFTです。
NFTは、ブロックチェーンの技術を使って、デジタルコンテンツの所有権を持つ頃が出来るというもののようです。
デジタルのコンテンツってコピーもいくらでもできるし、物とは違いデータなので所有権というのは主張が難しいものでした。しかし、NFTを使う事で、自分の持ち物であることを明確にできる。
先ほど、ゴッホの絵やバイクを例にとって、このバイクは希少で価値があるという人たちが所有したいと思って価値が生まれているという話をしました。
「所有」する。
そのことが価値を生むわけなんです。
NFTを使ったデジタルコンテンツを所有する事で、そのコンテンツに価値が生まれる。そのコンテンツを良いと思う人たちの幻想が価値を生み、価値を育てることになります。
先日、Twitterの最初の投稿が売りに出され、なんと2億7000万円で売れたそうです。
他にも、動画や音楽が既に海外ではNFTとして取引されています。
リンクはREALITYというアプリの社長、DJ RIOさんのグラビア。
10個(?)の所有権を主張できるようになっていて、既に10人(厳密には2つ買ってる人が1人いるので9人)が購入済みです。
勿論、この画像自体は誰でも見られますし、試してみたら画像の保存も出来ました。あくまで主張できるのは所有権です。
これって要は「俺この画像の所有者なんだよ」って言える権利を買っているという事です。
自己満と言ったら自己満ですが、所詮バイクも絵も、ルイヴィトンも自己満です。バイクとバッグは実用も出来ますが、絵は自宅に飾って見るだけです。それにヴィトンの50万もするボストンバッグを使わなくたって1万円で丈夫なボストンバッグが買えます。差額の49万円は自己満です。
でも、これって僕たちコンテンツを作る人間にとっても物凄く画期的だし、ありがたい事であったりします。
前にも話しましたが、今やコンテンツは上質なものが無料で見られる時代です。youtubeには沢山の素晴らしいコンテンツが無料で見られます。
元来の「作品そのものを売る」という概念はだいぶ変わってきて、作品をチラシとしてyoutube等の広告費や他の手段で稼ぐのが主流になっています。
残念ながら古事記projectは、まだ広告費や他の手段で稼ぐことが確立できていないので、その主流の流れにも乗る事が出来ていません。
このNFTは「作品そのものを売る」という事が可能になります。
勿論、今は過熱しているだけなので廃れる可能性もありますが非常に面白い仕組みだと思っています。
という訳で、古事記projectもNFTに早速手を出してみようとこの2週間色々調べている訳です。
でもね・・・・
わからない事もすごく多い・・・。
当然だけど全部英語だし・・・。
なんか、登録上手くできないし・・・。
ああああ~~~
誰か詳しい人、やり方教えて~~!!
※ブロックチェーン?それ何のバイクのチェーン?っていう僕が知識が無いなりに勉強したNFTの事です。間違っている事もあるかもなんで、その際はこっそりご指摘ください!そして色々教えてください(笑)
●余談
しかしあれだ。
キングコング西野さんが一筆書き(結論を考えないで書きながら考える)で3000~4000文字を毎朝3~40分で書くと言っているんだけど、前回の記事それやったら4時間かかったぞ・・・。やっぱ才能か。。。