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ゲームが原因で専門学校を中退した話
前回の記事で19歳当時のことを書いたので、そのままの流れでその後の話を少しずつ。
今回はザックリ言うと、こんなこと。
記事概要
・放射線技師の専門学校を2年で中退した
・オンラインゲームにハマりすぎて廃人化した
・その生活で代わりに得たものとは何か?
僕は、放射線技師の養成校(当時は専門学校、今は大学の診療放射線科)進学に伴いユニクロのアルバイトを辞めた。
本当のことだから言うと、専門学校の進学に伴う受験勉強は1秒もしていない。それくらい入学難易度の低い専門学校だった。全然頭が良かった訳ではない。
国公立はネタで九州大学の医学部を受験したけど、ほぼ記念みたいなもの。問題用紙を見ても設問の意味すら分からなかったから(笑)
そんなレベルの奴で、勉強なしでも行ける専門学校だったということは強調しておく。
そこで、人生初の一人暮らしが始まった。
初めて自分のパソコンを持った。(学校で必要だった)
新生活で、まず僕が1番最初にやったことは何か?
インターネットの開通まで、申し込みが多くて1ヶ月はかかると言われたので、友達からもらった『北斗の拳のタイピングソフト』を開通までの1ヶ月間ずーーっとやっていた。
あとは、ファミコンのソフトが大量にパソコン上でプレイできるエミュレーターを友達からもらったので、時代に逆行するようにファミコンソフトを楽しんだりしていた。
田舎者が初めて持ったPCだ。何をやっても新鮮で楽しくてしょうがなかった。タイピングするだけで楽しいんだから、これ以上ない人生最強のオモチャだ(笑)
経験談だから言えるが、タッチタイピングの習得は1ヶ月あれば誰でも可能だってこと。
友達のパソコンでホームポジションを教わったことがあるくらいのレベルの僕が1ヶ月でいけたから、センスある方はもっと短くていけると思う。
ただし、習得する為のコツが1つだけある。
『手元を絶対に見ないこと』
キーの配置を一切見ずに、キーをとりあえず押して、どの位置が何のキー、という配置を覚えることを繰り返した。間違っていい、目的のキーじゃなくていい。やっていたら自然と覚えられた。
それからが大変だ。そんなオモチャでインターネットで出来ることが増え、タイピングも難なくこなせるようになってしまったので、どっぷり『Yahooメッセンジャー』のチャットにハマることになる。
そこで、初めてインターネット上の友達ができた。とは言え、僕が頻繁に通ったチャットルームは『アダルト💞』カテゴリーの、いつも谷間の美しい、愛嬌のあるお姉さん😻のルームだった😂
#しっかりしろ
でも、今考えるとこのお姉さんとの出会いが、僕の人生の転機となる。
お姉さんに誘われて、次にハマったのが課金制のオンラインゲーム『エランシア』だ。
かなりマイナーなタイトルなので、知っている方がもし居たら、僕のキャラ名を言おう(笑)
2Dであまりスペックを必要としなかったので、弱小PCでも快適にプレイできた。ゲームの内容も楽しかったが、チャットでのやりとりも楽しかった。
まず、エランシアにハマりすぎたことで、学校に行く気が少しずつ失せていったのは間違いない。
このゲームがまぁまぁな鬼畜仕様で、アビリティを上げる為に必要な労力が半端じゃなかった。
#尋常じゃないくらい時間を奪うヤツ
そこで、俗に言う『マクロ』という操作を自動化してくれる優れものがあることを知り、この時初めてプログラミングを経験することになる。
ゲーム内の禁止事項に当たるので、完全にルール違反ではある。そんなことは承知の上。
僕は、自分でマクロを組んでみたい衝動に勝てなかった(笑)組んだプログラムの概要はこんな感じ。
・指定した座標のピクセルが
・スペースキーを押した○○秒後に
・次の画像(条件となるスクショを4ピクセルに加工したもの)と一致したら動作を止め
・正面を向いて1分間スキルを使い続ける
・1分経ったら右を向き
・上記全てをループする
多分C言語だったと思うけど、言語の種類とかどうでもよくて、動けばそれで良かった(笑)
試行錯誤を繰り返して、キャラを自動で動かすことには成功した‼️
僕は垢BANされたくなかったので、プログラムを実行したまま寝たりせず、画面の前で実際に動作することが嬉しくて、話友達が来るまでプログラムを実行して、画面を眺めていただけだ。
そうして、ゲームとAV鑑賞に勤しんでいたある日。
#息子は元気に一人暮らししているだけです
学校の課題で自分で撮ったX線写真のレポートを書いていた時、ふと思った。
『こんなことまとめて一体何になる?』
学校の設備が古く、実際の医療現場では使われていない生フィルムを使い、赤ライトの現像室で現像し、その画像についてツラツラと書いているだけのレポートだ。
実際の医療現場で、生フィルムを今でも使っているなんて話は聞いたことがない。ほぼデジタル処理だ。画像のコントラストなんて端末上でいくらでも変えられる。なのに、レポートの締めに
『今回の撮影では電圧を○○V、照射時間を○○ms程度にすることが望ましいと思われる』
みたいなこと書いてて、、、、
いや、待って。これ絶対ただの馬鹿やん⁉️
と、その時僕は思ってしまった。
その結果、2年生の期末試験を思い切って欠席するという横暴に打って出た。
#打ち手が酷すぎる
すると、どうなる?
ひとまず親に素直に謝った。
「やりたいことはこれじゃない。パソコンを使う仕事がしたい。」
僕は、この時初めて自分の人生を明確に自分で選択した。
母はシングルマザーであり、看護師であるため、「医療系なら食いっぱぐれることはないから〜」、と作業療法士や薬剤師、色んな仕事を僕に説明してくれていた。
結局僕は、自分の意思をあまり持たず親の敷いたレールの上を走っていただけに過ぎない。
そして、学校を辞めて地元に帰り、再度ユニクロで働くこととなる。
こうして、僕は専門学校を中退した代償として
タッチタイピング と
大量のチャット経験 と
学校を辞める勇気 と
意味の分からないプログラミング経験 と
Office系ソフトの基礎 と
パコソンでコッソリ見るAVのワクワク
を手に入れた。
続きはまた次回‼️👋