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コールセンター時代に累計3万人以上と話した中で1番笑った話
ざっくり言うと、
・コールセンターの中の人に転職した
・入社2ヶ月目で1ヶ月で1000件達成した
・遠隔サポートが導入されたりした
・笑ってはいけない仕事は笑いたい時つらいよ
・超ド級の記憶に残っているお客様2選
コールセンターの中の人に転職した
かくかくしかじかで、地元のコールセンター(アウトソーシング業者)に入社した。
プロジェクトのブースに入って、働く方々の姿を見た時、僕が1番最初に真剣に思ったことがある。
『ここにいる奴らに誰にも負ける気がしない』
根拠はない。ただ、コイツすげぇなって思うオーラを纏っている人が、1人も見当たらなかったのは本当の話。
#マジで失礼なヤツ
アウトソーシングの会社では、大体どこも似たような形態だと思うので、中身を簡単に説明すると、担当プロジェクトがパーテーションで区画されており、壁の向こう側は別の会社のお仕事をしている。
僕が振り分けられたプロジェクトは、社内で1番大きなプロジェクトだった。家庭用プリンターのプロジェクトという所までは言っておく。
僕が入社したのは10月。プリンターの窓口なので、年間で1番忙しいのが12月だ。そう、年賀状という文化があるため、必然的にそうなる。
まず、最初の1ヶ月間は研修が行われ、研修担当の綺麗なお姉さんを「先生」と崇めながら、一通りの基礎や問い合わせの代表例を教わる。
電話対応にデビューできるかどうかは、最終ロープレの合否で決まる。晴れて一撃で合格し、11月から本格的にコールセンターの中の人になれた。
先輩方から「12月はマジでヤバイ。戦争みたいになる。」というガクブル情報を脳に仕込まれ、いざ決戦の12月が来た。
周囲の先輩達の中でも腕利きの人は、対応の速さが凄かった。良くも悪くも、対応を終えるのが速い。
プロジェクトに課せられたノルマというものがあるため、とにかく1件でも多く対応しなければならなかった、というのが僕の印象。毎日数字に追われるのだ。
僕が最初に乗り越えた数字は窓口オープンから残業してクローズまでのフルタイム(9:00〜20:00)で、ようやく『50件』だった。
すると、チームリーダーのちょいギャル先輩(本当に同じ中学校の1つ年上の人)が、翌日のチームの朝礼の時に、「ジーコくんが50件突破しました!」と、褒めていただいた。
#うれピー
おだてられたので、木に登るしか脳がない僕は、更なる高みを目指すことになる。そのプロジェクトでは、1ヶ月で1000件を達成すると、クライアントから記念の盾と賞状が授与される。別に盾は欲しくないけど(退社時に捨てちゃったw)、称号が欲しかった。
僕は変なスイッチが入った。
実際にどんな問い合わせが来るのか?
通常時はともあれ、繁忙期となる年賀状シーズンは、ほぼ年賀状作成にまつわるトラブルや、お困り事、残りはクレームだ。
「○○が○○で印刷できない」とか、
たまーに、プロのカメラマンやデザイナーから、
「Photoshopで設定した色味が思うようにでない」
という、超級マニアック案件も来たりする。
まぁ、なんやかんやでサクッと1000件達成した。
歴代、入社2ヶ月目で1000件達成者は居なかったらしく、君、絶対頭イカれてるねって言われた。
#そんな褒めるなって
ここまでが、入社してからの走りのお話。
笑ってはいけない絶対笑うお客様
サポート拡大に伴い、遠隔サポートが導入された時のこと。僕は、年配のお客様に遠隔サポートを説明して、お客様のPCと接続した。
そして、必要な操作を終えて、お客様の要望する印刷物を開こうとフォルダを開いていた時のこと。
一際目を引くフォルダがいる。
(´⊙ω⊙`)
((((;゚Д゚)))))))
『助平』
表記はこのままだ。平助ではない。助平だ。
スケベ。
スケベと書かれているフォルダがあるのだ。
この目でハッキリ見てしまった。そのことに気づいた時には、もう時すでに遅し。
とりあえず電話機の、muteボタン押して全力でデスクに顔伏せて全力で笑った😂
おじいさん、フォルダ名のセンスがヤバすぎるって。まだエロとか、そういう表現ならまだ我慢できたよ?助平は無理‼️ズルいぞ‼️お爺さん‼️
これが、まず1人目。
もう1人忘れられないお客様がいる。
トラブルシューティングの1つに、USBではなく昔のケーブルを使っているお客様にしかやらない対応だが、昔のケーブルは接続が甘かったり、電源の切れ方などで、ノイズが接点に蓄積することが稀にある。
「ノイズがたまることがあるので、一旦そのケーブルを挿し直していただけますか?」と、お願いした。
(ゴソゴソ聞こえる。あー、やってくださってる。)
ウィーーーーーーン♪
(え。何の音?掃除機っぽいけど。ま、まぁいい。
ホコリでもたまってたのかな。)
「あー、もしもし?終わりましたよ!そんでねぇ、アナタがゴミがたまるって言うから、掃除機でね、データも何もかも吸い取ったですよ!」
あの…
データ吸い取れる掃除機あるなら今すぐにでも買わせて?🙋♂️
一呼吸置いて、そっとmuteボタンを押し、
解放‼️
wwwwwwwwwwwww
—
この2つが、僕が話したことある方々の中でも、とびっきりのレジェンド級のお客様だ。まだ挙げれば沢山居るが、紹介しきれないのでやめておく。
クレームのネタに関しては、大体コールセンターの中の人は皆んな一回は言われたことある代表的な台詞を1つだけ紹介するに留めとく。
「お前ぶっ殺してやるから今すぐ来いよ!!!あぁ?💢」
#殺せるもんなら殺してみろ、あぁ?💢
僕は何回お客様から殺すぞって言われたから分からない😂
#500回くらいは軽く殺されてると思う
そんなこんなで、僕はコールセンターに約7年間勤めることとなる。最終的に「センターで1番偉いヤツ出せ」と言われた時、最後に出て行く切り札の人をやってましたとさ。
#1番エロいヤツ
そこに至るまでの話はまた今度👋