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法華経を学ぶ「如来神力品」 叡智の拡大、菩薩の意志を生み出す力!

法華経を学ぶ
今回は「如来神力品」について考えてみたいと思います
youtube「人間を越えた人のためのチャンネル」小宮光二さんの解説をもとに考察しています

如来の神力、威力とは

如来の神通力とは
如来神力品に出てくる、如来たちの考えも及ばぬ威力とはなんでしょう?

それは、弟子たちを解脱させ、
真空の状態をつくり、
法華経の伝導を誓わせて、
無限の始まり、無限の拡大、無限の終わりを、無限に永遠に生み出す力

無限億土を無限に広げていく力のことです

つまり、如来は、虚空会を開き、
法華経を説きあかし、
「法華経をあらゆる世界に広めろ!」と命令し
菩薩たちが、「法華経を広めます!」と誓わせること、
この「意志」を生み出しています

つまり、弟子たちを解脱させ、真空の状態にし、「授記」を授けることです

解脱して、何もない真空(無)の状態、
阿羅漢の状態では、何も生まれませんが、
この誓いと意志を生み出すことで、
無限の宇宙が生まれます

授記を授けると言うことは、
授記を受けた弟子たちが、
現一切色身三昧で、ビッグバンを起こし、
3次元世界、宇宙を創造し、
その生まれた世界で、『法華経』に反応して、
如来となり、同じように、弟子たちを解脱させ、授記を授ける、ことで、

無限の誕生、維持、消滅、完成、が生まれます
真空の中では、これが、同時に存在しているのです

この如来と菩薩の「授記」により、
無限の連鎖が、融通無碍に、
永遠に広がり続け、
無限億土が無限に生み出されています

これが、形にならない、真空の姿です

この、「法華経を広めます」と言う、誓い、
無限に宇宙を生み出すこの「意志」を生み出す
無限億土を無限に、生み出すが、

「如来神力」如来たちの考えも及ばぬ威力なのです

お釈迦様が語る「法華経」、
その中には、無限億土の解説と、
この無限億土の生み出し方が示されています

あなたたちも永遠の無限の命
仏であることを教えてくれています

そのことを、思い出して、

あなたたちも最後に仏になりなさい、と
お釈迦様が語ってくれています

このお釈迦様の教え、仏法、
『法華経』の伝道の誓いこそが、

真空、存在の理です


この菩薩たちの誓いの言葉を考え、
暗記して理解しよう!

この意志を理解させ、
生きとし生けるものたちを、
解脱させ、帰依させ、
菩薩、さらに、如来にするのが、
菩薩、如来の仕事であり、

「私のために諸々の塔も建立して欲しい」、と言う多宝如来の誓願であり

真空自己認識作用に適応した、
唯一の生き方です

この意志を、生み出す、つまり授記を授けることが「法華経」の核心でもあり

無限の宇宙が生まれ拡大し続ける、
叡智の拡大です!

第二十章 「如来神力品」要約

解説
従地涌出品で
先に大地の中から現れた菩薩たちが、
釈尊の涅槃後、「法華経」を布教することを誓う。
また、文殊菩薩を始めとする菩薩たちも同じことを誓う。
釈尊は10種の神通力をあらわして、
この不思議な力を使っても「法華経」の功徳を説きつくす事はできないと言われる。

詳細抜粋

大地の割れ目から現れた、幾千万億の菩薩たちは世尊に申し上げた。
「世尊よ如来が完全な平安の境地に入られたあとには、全ての仏国土において、
私たちはそこでこの法門(法華経)を説くでありましょう。
世尊よ、このような偉大な法門(法華経)を、私たちは記憶し、読誦し、教示し、説明し、書写するために、この教説(法華経)を求めるものであります

その時、文殊師利をはじめ多くの菩薩たち、
僧、尼僧、男女の信者、神、竜、人間、
人間以外の多くの者たちも、
世尊に申し上げた
「世尊よ、私たちもまた、如来が完全な平安の境地に入られたとき、
この教説(法華経)を説きましょう。
世尊よ、眼に見えぬ身体で空中に立って、声を聞かせるでありましょう。
そして、まだ善根を植えてない衆生たちに、善根を植えさせましょう」

世尊は上行菩薩に語った
「上行よ、いかにも結構である。お前たちはそのようにするがよい。
お前たちは如来によって、この上ない最高のさとりに到達するように、成熟させられているのだ」

多宝如来と釈迦如来は共に、
巨大な宝塔の中央に座っておられる、
どちらも微笑を浮かべ、開いた口から、
舌を出した、その舌は梵天の世界まで達したが、
この2つの舌から、幾千万億の光が放たれた。
それらの光から、幾千万億の菩薩たちが出現し、蓮華の中にある獅子座に座った。

これらの菩薩たちは、幾千万億の世界において四方八方に広がり、いずれの方角においても、空中にとどまったまま教えを説いた。

釈迦如来と多宝如来が、舌で神通力の奇跡を現したように、集まっていたすべての如来たちは、それぞれの獅子座に座ったまま、舌で神通力の奇蹟を現した

幾十万年も経過すると、如来たちは、舌を収めたが、それと同時に、獅子のような大きな咳払いをし、指を弾く音を出した。
この大きな音で、十方における幾千万億という仏国土は、地震をおこし、激しく振動した

これらの仏国土にいるすべての衆生たちは、仏の威神力によって、そこにいるままで、このサハー世界をみることができた。

また幾千万億のすべての如来たちが、菩提樹の根本で、それぞれに獅子座に座っているのも見たし、
釈迦如来と、多宝如来が、大宝塔の中で、
座っており、またその周囲に集まった四種の会衆もみえた。

(釈迦如来は、このような十種の神通力の奇蹟を示された)

彼らは、このような奇蹟を見たことを大いに喜んだ

そして、彼らは空中から次のような声を聞いた
友よ、量り知れず、数えきれない幾千万億もの世界を超え、
その向こうにサハーと呼ばれる世界があり、
そこに、釈迦と言う名の、正しい悟りを得た尊敬されるべき如来がおられる。

その方はいま、全ての仏陀が支持するところの広大な経典であり、
菩薩のための教えである、「法華経」を、
菩薩たちのために説き明かしておられる。
君たちはその法門(法華経)を、深い願いをこめ、心から喜び、歓迎しなさい。
そして、釈迦如来と、多宝如来とを礼拝しなさい」

彼らは、空中からの声を聞いて、
釈迦如来と多宝如来と法華経を、
礼拝し供養するために、花や香料、
衣服や装飾品、宝玉や宝石を、
サハー世界に投げ、それらは、
幾千万億の世界の如来たちの頭上に、
1つの花の幔幕となって、空中の至るところに懸かった

その時、釈尊は上行を始めとする菩薩たちにこう言った。
完全な悟りに到達した如来たちの威力は、考えられないほどである
私は、幾千万億劫という長い間、
この経説の教えや、この経説から受ける多くの恩恵を語ろう。

しかし、この経説を語り続けても、
その功徳の果てに到達することはできないであろう。
私はこの経説の中に、仏の教えのすべて、
仏の神秘のすべて、
仏の深遠な立場のすべてを、
要約して教示したのである。

したがって、私が完全な平安の境地に入った時には、
お前たちは、
この経典を尊び、記憶し、教え、書写し、
読誦し、説明し、思慮し、供養すべきである。

この経典が読誦されたり、
解説されたり、教示されたり、
書写されたり、考えられたり、話されたり、
吟誦されたり、書物にされて、置かれたりするところでは、
そこが遊園であれ、僧院であれ、家であれ、森であれ、都市であれ、いかなる場所であれ、その場所には、
如来のための塔が建てられるべきである

それはなぜかといえば、地上のその場所は、
すべての如来たちの菩提の座と、みなされるべきであり、
その場所ですべての如来たちが、
この上なく完全なさとりに到達したと知るべきである
また、この場所において、すべての如来によって教えの車輪が回されたのであり、
さらに、この場所において、
すべての如来は完全に平安の境地に入ったと知るべきである」

以上、二十章如来神力品、要約、終わる


〈如来神力品の詳細、解説〉

多宝如来が舌を出したとは、法華経を説いたと言うことです

如来は、指を弾き、咳ばらいをしたと言うのは、
「全ての如来の教えは、1つであって本物である」、と言うインドの昔の風習のようです

すべての如来の教えは全て1つであり、
一刹那、一瞬間、一時刻に、全て同時にあらゆる世界において如来は教えを説いている

友よ、、、」
と言う声は、誰かと言うと、別の世界から、法華経を、読んでいるあなたです
あなたが、釈迦牟尼如来の法華経を広めることは素晴らしいことであると、
法華経の中の、菩薩たちに語っているのです
((法華経はどれだけ褒めても、褒めきれない))

真空は3次元世界の如来から、生み出され、
3次元世界は、何も無い真空からの「意志」によって生み出されるのです

この2つの状態が、1つの状態をつくっているのが、この創造世界です
何も無い、と、全てある
「一即多」とは、こう言う意味です。


如来のための塔が建立されるべきである、
とは
見宝塔品で多宝如来が
「大宝塔を建立すべきである、
またその他の塔が建立されるべきである」と言ったように、、

塔を建てるべきであるとは、
多宝塔は、真空のことです、

つまり、自ら、解脱して、真空になり、
他の人たちも解脱させ、真空にしなさい(=塔を立てなさい)、
そして、法華経を広め、授記を授けて、
無限の始まり、無限の拡大、無限の終わりを、
無限億土を無限に生み出せと言うことです。


小宮光二さんの解説


菩薩たちの誓い、この『意志』が重要!

先に大地の中から現れた菩薩たちが、
釈尊の涅槃後、「法華経」を布教することを誓う。
また、文殊菩薩を始めとする菩薩たちも同じことを誓う。

この誓い、この『意志』が、
大地の中から現れた地涌の菩薩
この「意志」を生み出すために、
お釈迦様は、法華経を説いた

なぜ、お釈迦様が、法華経を説き、
何をわかって欲しいのか?の答え

如来が「法華経を学び、広めよ、」と命令して、
菩薩たちが「法華経を広めます!」と誓った、((これが授記!))

だから、何もない真空から、ビッグバンが起こり、この宇宙が生まれてきた

この世で、仏教、法華経を学んで、
永遠の命で無限の命である、であることを、思い出すために、生まれて来るんだよ、
他の人たちも仏にしていくんだよ
これをわかって欲しい

菩薩たちの誓いの言葉を考え、
暗記し、理解しよう!

あなたがこの意志と一体になった時が、
仏の化身となった状態!
すると何度生まれ変わっても、
その世界の過去にいた如来の残した、
法華経に気がつき、
それを理解し広め始める!
これが存在の理り!

菩薩たちの誓い
この意志を理解させ、生きとし生けるすべての者たちを菩薩、
さらに如来にするのが、菩薩の仕事

この意志を増産するものが、
如来の3次元での仕事

釈迦やイエスも、この世の物欲の仕組みや、
価値観を完全に無視して、
弟子と師匠と言う関係を作り、
人間を解脱させ、
自らに帰依させ、誓わせ、
この意志を新たに作る!

するとあっちこっちで、
新たにビックバンが起こり、
教えの世界が広がっていく!

それが如来の仕事!
宇宙の永遠の拡大!!
叡智の流布!
教えの会合の世界の拡大!!


「全ての場所(3次元)で、生まれ変わって、
法華経を広めます!
法華経を学ぶために、生まれ変わります
この法華経を広めます!仏になります!」
という『意志』(授記)が、ないと、
始まりも終わりも生まれてこない

これが存在、法華経のベースとなる部分
この『意志』の中には、
無限の始まり、無限の完成があり、
その無限の始まりは、新たな意志が、
無限の如来の命令から生み出され、
無限に連鎖され続けている!

これが形にならない、真空の姿です!
何もないことがあり続け、拡大し続けていること!




参考動画

You Tube、「koji,sDeepMax」
法華経大講和1、第21章如来神力品
法華経大講和2、第21章如来神力品
法華経大講和3、第21章如来神力品


まとめ

今回のとても重要な、菩薩たちの誓いの言葉です

菩薩たちは世尊に申し上げた。
「世尊よ如来が完全な涅槃に入られたあとには、、
世尊のいかなる仏陀の国土にせよ、
私たちはこの教説を説き明かすでありましょう。
世尊よ、このような偉大な教説、(法華経)を、
私たちは受持したり、読誦したり、
教示したり、説明したり、書写したりするために、求めるものであります

お釈迦様の言葉
「私が完全な平安の境地に入った時には、
お前たちはこの経典(法華経)を尊び、
記憶し、教え、書写し、

読誦し、説明し、思慮し、供養すべきである。」
(
供養するとは、法華経を学び、考え、理解し、人々に伝えること)

とても重要な文章なので、繰り返します!
「世尊よ、この『法華経』を、
私たちは記憶し、読誦し、教示し、

説明し、書写したりするために、求めるものであります

このように、菩薩たちは、
「五種法師」を実践し
法華経を、暗記し、読み、声に出して読み、写経し、説き広める

地涌の菩薩は、法華経を学び、考え、理解し、人々に伝えるために
何度も生まれ変わり、如来へと成長していきます

この、「法華経を学んで、広めよう!」と言う、「意志」を持った、
あなたは、未来世の如来の人生と繋がってしまいます
真空(多宝塔)の中には、あなたが如来になって授記を授けた姿もあるのです

真空とは何か、存在とは何か、を理解するための、教えが「法華経」です
法華経は、真空から宇宙が生まれる仕組みを言葉にしたものであり、
仏、そのものである!

法華経を読み理解することからしか、
仏である自分を理解することはできない

『法華経』を、読み語り、学ぶことを、
生まれ変わって、繰り返すことにより、
最後の人生で、
あなたは自ら存在のすべてを悟り
如来となり、その悟りを言葉にする
それがあなたの語る、
新しい「法華経」です!
それはあなたの中(精神)にあったのです

本当の自分が、何者なのかを、
わからない人たちに、教えてあげるのが、
菩薩行です

完成と始まりは同時にある、
1つの意志、1つの「授記」の中に、無限の授記がある!
この性質が、真空の性質です

法華経の言葉を理解することで
あ!そうだ!
過去に如来に誓い、授記をもらっていたから、この世界に生まれてきたんだ!と思い出し

自分はこのように、悟りを開いて、仏になって、真空になったんだ!と、
無限とは何か、本当の自分とは何かを
思い出す仕組みが、書いてあるのが、
法華経』です。
(詳しくは、妙音菩薩品に、存在の仕組みが描かれています)

本当の自分の姿を思い出す、
完成したあなたの姿は、
であり、無限真空、であり、

であり、
多宝如来であり、
無生法認です

どうやって、宇宙が生まれたのかを理解し
真空、多宝如来になったのかを思い出し、

法華経を学んで、無生法認を得て、
法華経の伝道、宇宙の真理の伝道のために生きる

自分とは何なのか、それを、理解しようとする作用、
存在とは、この自己認識作用そのものです

本当の自分を知るため、理解するための経典が『法華経』であり、
法華経を聞きたい」というのが、
真我の自己認識作用です

本当の自分を知りたい

この存在の意志、仏の意志
適った道を歩んでいくことが、
この上ない完全な「さとり」に至る道です

如来の遊戯、
存在の仕組みをマスターして、
本当の自分を思い出しましょう

そして、菩薩たちの意志を持って、
叡智の拡大、無限億土を生み出しましょう

今回も読んでいただき、ありがとうございます☆


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