小西事件総括


①最初は放送法解釈変更が行われ放送行政が歪められた。その証拠たる100頁に及ぶ総務省超一級の行政文書を突きつけて当時の高市総務大臣の責任を問うたのが華々しいスタートだったはず。②それらを見た高市大臣が中身が不正確であり事実と違うと証言し紛糾。③総務省の関係者聞き取りで概ね高市大臣側の主張に沿った事実が証明され、文書の正確性に疑問符がついた。行政文書の制作者、日時、背景、配布先など信頼感が失われたカタチになっている。

①に付いて言えば、内閣を持っている党派の思想信条で政策は決めるものだから、仮に解釈変更したからなんじゃいなとなるわけでそれがどーしたと思う立場を私はとる。仮に立憲民主党が政権持ってれば、立憲の政策をやるわけで、反対党が反対したとしてワーワー騒いでも多数決で決められる。解釈変更は現場のテレビ局から、圧力などかかって無いとあり、実際権力側も圧力をかけた事実は無いとしていて、立憲と小西が騒いだ狙いが那辺にあるのか意味不明だったが②のステージになって高市追い落としの狙いがハッキリ鮮明になった。参院予算委が党派の私利私欲に利用され、屁理屈と罵詈雑言で支配された時間となった。

さてこのから騒ぎで浮き彫りされた問題は、
A.野党議員の余りの程度の低さ。対戦相手に敬意を払うでなく印象操作の丸出しの品の無さだ。B.問題中心のテーマをずらしまくる小狡さだ。AはAはA,BはBとテーマを分ける論理展開めちゃくちゃ。屁理屈のオンパレードで形而上学的思考回路の拙さだ。これを見た温厚な家人までもがその理不尽さに怒り出した。コレは参院の存続の可否にまで行き当たる問題だと思った。
国会議員の想像以上の劣化ぶりは即国家の危機で、確かにローマ帝国繁栄後の滅亡への退廃をダブってみた。
①②は事件だと思ったハナに、言論表現の自由を守れという金科玉条を掲げて騒いでいた当の小西自らが、言論弾圧の当事者として再スポットライトを浴びる茶番劇を見せられることになった。笑うに笑えない事案ならぬこれこそ事件だ。ガーシー議員に続き除名こそ相応しいとは思うが、肝心の国会予算委を空転させ無駄な経費損失で国民に、また屁理屈罵詈雑言を浴びせた高市大臣に、猿発言でお仲間の憲法審査会のメンバーにちゃんと謝らないのか?
人間として議員でいてはいけない人を見つけてしまった。

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