ヒトの話は正しく理解しよう!


私が最も気になることは、現代人はひとの話を聞かない、まるで聞いてないということだ。このFBでの投稿もそうだ。ろくに読まないでトンチンカンで的外れな意見を平気で書いてくる人がいる。ポイントを外して問題はソコではなくて此処ですよ、こういうことを言っているんですよと敢えてコメントを書き足すことがよくある。文章は固定化され動かないが、会話の場合は言葉が空気に霧散して消えてしまうから、聞く側はしっかりとちゃんと相手の言わんとしている意味を掴まなければならんのに耳を途中で塞いでしまって上っ面で自分の意見を主張し始めたりする。‘’俺が俺が‘’の自己主張の人が蔓延って来ているのが現代社会の特徴のようだ。人間関係を維持する上で最も大切なことだ。議論の核心を理解しないで分かったつもりでいるのだ。
人にはいろいろなタイプがあって、自己主張する人しない人、饒舌な人寡黙な人、能動的な人受動的な人、話上手な人下手な人。みんな社会の構成員だが、その多様性をまるで踏まえてないようだ。現代は自己主張しないと社会に埋れてしまう出世に遅れてしまうというのか、映画でもドラマでもほとんど前者の人ばかりで、見ていて疲れること夥しい。

小津映画の落ち着きぶりが魅力的なのは自己主張もなく、相手を思いやり、阿吽の呼吸で営々と維持されてきた良質な日本人の社会を描いているからだろう。

人の話をしっかり聞く、相手の言わんとすることをしっかり理解するという当たり前の態度を取り戻すことこそが現代のとげとげ社会を変える大切なヒントだと思う。コレが万分の1でも出来れば、もう少し社会が良くなり変わるのではと常に思う。
今の政治家がダメなのは、上から目線で周囲を見渡し自分の主張が如何に正しいのかの一方通行で話す癖を感じるのだが、この辺に大いなる原因があるのかもしらん。

右も左も老も若きも男も女も、しっかりして下さいよ。日本が大いに壊れていますぜ!

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