大げんかをしたその後
夫はさっそく義父に私が我慢していること、今の生活が窮屈になっていること、義父のペースに合わせる事に疲れている事などを話してくれた。
その上で義父は私に「申し訳ない」と謝ってきた。その言葉を聞いた時は私の思いが伝わったと思って「私も色々と勝手にストレス溜めちゃってごめんなさい」と謝ることができた。
これで前とは違う生活を送れると少しほっとしていた。
ただ人はそう簡単には変わらなかった。気をつけていたのはほんの2.3日でまた元通りの生活に戻ってしまった。すぐに変われる人はいない。いないけども、、、私の中のストレスがまた増えていった。
それからというもの、夫とは義父のことでケンカをすることが増えてしまった。その度に夫も義父に注意をしてくれていたが、やがて、義父の気持ちもわかって欲しいと夫は私に言うようになった。
じゃあ私の気持ちはどうなるの??夫から何を言われても理解することが出来なかった。
義父の一つ一つの行動が目につくようになり、一緒に食事をすることも、一緒の空間にいることすら、嫌になってしまう自分がいた。
その頃のわたしはお風呂場でよく泣いていた。私の気持ちをちゃんと理解してくれない夫に対して、義父がペースを乱す行動に対して、どうしたら良いのか、どうすればわかってもらえるのか、結局何もできない自分自身に対して、悔しくて、悲しくて、泣いた。
そして、私自身が一番嫌な人間になっていっていることに気づき始めていた。