影絵の窓のそば
すこし茶色のカサと
ほんのり黒いカサが
寄り添って並んでいる

光がふたつのカサを照らす
そうしてふたつの影ができる
影もおなじように 寄り添っている
逆の方向に 霞んでいる

ぼくらは いつも
本当は
対角線のようだった

#詩 #twpoem #現代詩

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