空っぽのライター

空っぽのライターを
陽射しに向けて
きみが無邪気に笑う

テーブルの上には
きみが頼んだ
暖かいままのコーヒーと
ぼくが 子供っぽいって
笑われないかと 心配しながら頼んだ
グレープジュースと

ぼくは 溜息だけはつかないように
注意しながら
きみと話した

空っぽのライターを
きみは宝物のように
見つめながら

ふたりで光について
話をしたね

#詩 #twpoem #現代詩

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