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プリプロ、シンセサイザー、ピアノ、そしてフランスの音楽家からの影響

2023年に入り、観光用のプロモーションビデオの音楽をいくつか手がけた。

作曲の仕事で忙殺されることもなく穏やかな日々を送れているので、ようやく次のアルバムに着手している。今日は家のアップライトピアノでマイキングのテストも兼ねたプリプロ。のはずが、思いの外いい録音ができたため、本ちゃんとするかもしれない。

今回もいくつかの曲で、昨年末の映画音楽で協力いただいた高原久実さんに弦を弾いてもらう予定。すでに一曲はもう録音データが手元にあって、とても素晴らしい。

次のアルバムは、シンセサイザーを前面に出す曲が多い。ピアノ曲は記譜にも挑戦している。

シンセのサウンドでも映画音楽として、しかもメジャークラスの映画として聴き劣りしないことをサウンド面のテーマとしているが、ここにおいて坂本龍一は非常に参考になる。

映画の悪い意味でのインディーズ感や手作り感は、音楽によるところも大きい。予算がなければ当然音楽もこぢんまりとしたものになるが、それでも上質に仕上げることを意識している。(というか、そういった次の映画音楽の受注が決まりそう)

いつからか、自分の作品も架空の映画のサントラめいたものを意識してつくってきたが、自作も例に漏れず。

また、最近はすごくフランスの近代音楽を聴くのが楽しい。ラヴェル、ドビュッシー、サティら。というか、好んで聴いていたらフランスの音楽家だった、ということが多い。

少し冷たい空気感。すごく影響を受けている。

梅がきれい。アルバムの発表はまだまだ先だが、僕自身も完成が楽しみ。

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