新作「ecto / region」「ある風景 オリジナルサウンドトラック」リリースについて
2022年の秋頃から少しずつ制作を進めていた新作がようやく完成しました。
全12曲で、サポートミュージシャンにKumi Takahara(flau)、マスタリングにChihei Hatakeyamaを迎えた自信作です。
このアルバムの起点は、昨年後半に取り掛かっていた映画の劇伴です。そのときのとあるデモが今回の表題曲「ecto」として再構築されました。「ecto」には、ピアノとシンセサイザーを基調としたlargoとオーケストラ用に編曲したcodaという2バージョンがあり、これらがアルバムの最初と最後の曲になっています。
codaにおいては高原さんにいろいろアイデアをもらって進めました。彼女はとても心強いミュージシャンです。
アルバムのテーマは領域の内と外について。ここでの「領域」は抽象的ですが、僕は自分自身という捉え方をしています。内観のための音楽というのがキャッチコピーですが、説明することにあまり意味がない気がしますので深堀はしません。
リリースに先立ち、ライブ映像「Live shooting 2023 "ecto"」を公開しました。
アルバムから3曲を演奏しています。ぜひご覧ください。
順番が前後しますが、ecto / regionの前に舞台「ある風景」のサウンドトラックがリリースされました。
これは、小出恵介さんが主演、チーズtheaterが主催の演劇で、6/21〜25日に座・高円寺で開催されました。
各種ストリーミングリンクは以下。
手がけている映画音楽(近いうちに情報解禁になると思います)と合わせて、隔週で東京に滞在していまして、なかなかハードな日々でした。
さらについ先日は小豆島へ。
こちらはとある建築空間用の音楽を制作するので、その打ち合わせと録音作業をしに行きました。
これもとても楽しみなプロジェクトです。
制作仕事が続きますが、ひとまずは新作を聴いていただければ嬉しいです。