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留学生活食事会編「大連遼寧師範大学留学生クラス昼食会」 14番

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昼食会へ行く人は、午後1時に初級2班の教室に全員集合して、大学宿舎5号館(私の宿泊している寮)の下の方にある門から歩いて、10分程の商店街の大通りの向かい側のバス停のバスに乗るために、広い道路を渡るのです。

しかし、信号機も無く両方から、引っ切り無しに車が何台も何台も無道さに我先に気ままに自分勝手に追い越し追い越され、クラックションは大きく鳴り響く、そんな中渡らなければならないのです。私にとっては、いや日本人にとっては、いや中国人以外の人にとっては、この道路を渡ることは、もう命がけの大勝負なのです。

中国人の人は、慣れたもので何も無いかのようにスイスイ誰もが渡るのです。除老師が私の傍で私の腕を掴み中国語で、今行くよとたぶん言ったと思うのですが、その声の大きさにつられて私と韓国人の李さんも一気に真ん中のいったん休憩するような狭い場所つまり、中央分離帯というところへたどり着き、車の様子を伺いながら除老師の声に従って渡りきりました。

そして、私たちは、バスの前の上の部分に101と書かれた中国の2両編成の横に長いような綺麗とはとても言えない古いバスに、1元を日本の昔の銭湯の番台に座っている人のような格好で中国人の中年の女性が1人入り口のお金を入れる箱のようなものの前に座って監視しているのです。

私は、1元硬貨を1枚さあーと入れてバスの中央の奥へ入っていって除老師の傍へ行き着くことが出来ました。すると、除老师が、男女の若いアベックの男の人が座っている席へ行き、何か話しているのです。そして、私のところへ来て私をそこへ連れて行き、ここへ座れと言うのです。そうなのです。その若い男性に日本人の年上の人に座らせるように言ってくれたのです。もうびっくりしましたし、とても嬉しく思いました。

この時のバスの椅子は、小さくて狭い硬いプラスチックの黄色い色のものだったような気がします。それから、バスで40~50分揺られ、揺られて、自分ではどうしょうもできないスピードで走るバスに乗って、現地のバス停に到着してはじき出されるように降り立ちました。

この時に、昼食会で行った店は、本店は北京に在り、大連市の大連汽車駅の近くの繁華街にあるあの有名な「北京ダックの全徳衆」という中国で一番の美味しい北京ダックのフルコース料理の出る2階建ての店で、中がとっても広い高級店だったのです。

私たちは、2階の個室の広い部屋に案内されました。このときは、全員で十数名行ったと思います。1人当たり中国貨幣60元日本円で900円位です。
本当に安くて鶏肉も細かくテーブルの傍でコックさんが調理してくれて1皿ごとに盛り付けしてくれて食べきれないほどの量でした。また、スープもとっても美味しいので何杯も飲んでいたいと感じました。

この時にも、除老師は、みんなのお皿に北京ダックを配って沢山食べなさい、食べなさいと言って笑顔で話を盛んにして見えました。


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