留学出発編「57歳1人ではじめて中国大連留学出発 」 4番
とうとう10月31日運命の日、ついに1人で行く中国大連留学の日が来ました。中部国際空港へ私は家内と家内の母と3人で、私が車を運転して1時間45分位で空港の専用駐車場へ着きました。
飛行機の出発は午後1時15分でしたのでまだ2時間近くあり、2階のレストランへ行き、軽く昼食を取り、談笑するのですが心が落ち着かず、食事の味もわからないまま、1階のゲートへ向かい家内や家内の母と別れて一人ゲートを潜り、出発ロビーへ入り、1人歩く時の何とも言えない気持ちの不安というものが襲って来るのを感じてしまいました。
登場口までの道中売店もあるのですが、一人で見る気にもなれずにただ歩いていて、其の途中にトイレに行き、そして待合ロビーの椅子に搭乗の時間のアナウンスされるのを、静かに座って寂しく待っていました。
そしてとうとうアナウンスが流れ午前11時45分大連行きの中国南方航空の航空機に搭乗し、アテンダントの中国人の綺麗な女性に挨拶をして、中国語で書かれた自分の席の45H坐位(ズオウエイと読みます。)と書かれたシートに座りました。
飛行機の中は思いの他空いていました。
1人座席に座り静かに出国書類を書いていたら、前の席にいる子どもを1人連れた若い30歳前後の女性が、後ろを振り向きペン貸してくださいと日本語で言われたので貸してあげました。
少し時間が過ぎた頃、機内食として昼食が運ばれてきました。
運んできた女性は、背の高い髪の毛を後ろで束ねて、きりりとした面立ちの顔つきでとても綺麗な魅力溢れんばかりの女性のアテンダントでした。
そして、そのアテンダントが、日本語で「ビーフそれともチキン」どちらが良いですか?と聴きます。私は即座にビーフと答えると今度は「お飲み物は?」と聴かれ、これまた、コーヒーと直ぐに答えました。
しかし、私は乗車前に空港のレストランで家内と一緒に食べて間が無いため、食べるのは苦しかったのですが、一応、平らげてしまいました。味は正直美味しいとは言えない機内食でした。
日本時間と中国時間は1時間しか差が無く、中国が1時間遅れていましたので、大連に到着の時に飛行機の中で、腕時計を1時間戻して12時45分にしました。飛行機は、中国大連空港に定刻通り到着しました。