留学生活入学手続き編「大連遼寧師範大学入学手続きと学級紹介 」 10番
11月1日 月曜日
今日からとうとう留学が始まります。 私は1人で大連遼寧師範大学の1階事務所へ行き留学生受付窓口の宋先生を訪ねるために1119号室のドアーを思い切り押して開けました。すると中には1人中国人の女性がいました。その女性が私を見ると中国語で何か言っているのです。私は解らずにボーとしているとその女性はあきらめてしまい黙ってしまいました。
宋先生がやっと出勤してコートをハンガーに掛けると振り向きざまに笑顔で私に日本語で「留学生の方ですか?」と質問されました。「はい、そうです」と私は答えやっとほっとして、宋先生から書類数枚をもらいました。そして私は椅子に座り机の上で住所氏名等を書きました。
書き終わると宋先生と一緒にその部屋を出て、別の事務室の中へ入ると、そこには2人の若い中国人女性がいました。1人の中国人女性に私の書いた書類を宋先生が手渡しするとその女性はその書類に目を通しました。その時、宋先生が急に私の方をみるやいなや中国語で1人の事務の女性が私に質問を今からしますからと言われました。私は「はい」と答えました。
事務の中国人女性の方が中国語で「你从日本到中国要多长时间?(ニイ、ソン、リーベンダオチョングオヤオドウチャンシージエン?)」「つまり日本から中国に来るのにどのくらい時間がかかった?」の質問に対して私は、「两个小时(リャンガシャオシー)」を「两个月(リャンガユエ)」と答えてしまい、つまりは2時間と答えるつもりで頭の中ではいたのですが、2ケ月と口から発音が出てしまい頭の中が真っ白だったのかもしれません。答え方を間違えてしまいました。
だからこの答えを聞いてその事務員の女性は宋先生にこの日本人の行くクラスは初級2班ですと言われたと思われます。何しろ早い中国語ですから聞き取れなくて多分そう言ったのだと思います。
なぜならば、この後、宋先生と私が1階のやや広い廊下を歩いて階段を上がり、2階の廊下を一番奥まで歩き教科書をもらう材料室(教科書室のこと)と書かれた事務室に入ると、そこには中国人の男性2人がいました。
1人は若くてかっこいい男性で1人は中年の頭の毛の薄い眼鏡を掛けて話しにくそうな男性でした。宋先生とその中年の中国人男性と何か話してから、私はその中年の中国人男性から3冊の教科書をもらいました。そして、宋先生からその材料室の直ぐ前にあるドアーに初級2班と書かれ貼られた教室に案内されたからです。
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